大仁田軍の4人が先に会見場に到着したが、開始時間を過ぎてもクロちゃん軍は現れず、大仁田はイライラを隠せず。クロちゃん軍は黒田を除く3人で遅れて姿を見せ、「ヒーローは遅れて来るもんだ」(クロちゃん)と挑発。続けて、クロちゃんが「8.21、俺らが勝ったら爆破の利権をもらうからな!」と通告するや否や、クロちゃん軍が大仁田軍を襲撃し大乱闘に発展。
ササダンゴは実験用のスイカを高木の頭でかち割ってダメージを与えると、大仁田を捕獲し羽交い締めにした。すると、クロちゃんは「俺とヒカリの初めての共同作業だ」と叫び、乃蒼とともに電流爆破バットをフルスイング。試合でもないのに、クロちゃんがカバーすると、ササダンゴが3カウントを叩き、勝ちどきを挙げた。クロちゃんはスイカの破片を大仁田の口に入れて無理やり食べさせると、改めて「電流爆破の利権は俺がもらう」と宣言。さらに、クロちゃんは「やってやるよ。大仁田を引退させてやる。骨まで残らない闘いを見せてやる」と吐き捨てて、クロちゃん軍は退場。
本来、爆破実験はその破壊力を公開で試すためのものだが、完全に不意打ちを食って被爆した大仁田はしばし放心状態。報道陣から「利権を懸けるのか?」と問われると、大仁田は「別にいいけど、負けたらだろ。遅れてやってきて、あれも作戦だな。今回は作戦負け。今度はそうはいかない。本番強いから。俺は電流爆破を熟知してるから」とクロちゃんの要求を承諾。
ここで、高木が「ありったけの(爆破)バットを用意しましょう。5本用意しましょう。クロちゃんの右手に1本、左手に1本、右足に1本、左足に1本、顔面に1本。たたき込んでやりましょう」と発言し、当日は爆破バットが5本用意されることが決定。クロちゃん軍から一方的に電流爆破の利権を要求された大仁田は「(勝ったら)俺の傘下に入れ。ニタクロ同盟だ。俺の奴隷になれ。プロダクションも強いとこに行かないと。松竹芸能は弱いから、吉本(興業)に移籍しろ!芸能のギャラは30パーセント、俺と高木社長で分ける。試合のギャラは100パーセントだ!」と逆要求して会見場を後にした。
爆破実験では完全にクロちゃん軍の作戦勝ちと言えそうだが、電流爆破マッチの聖地だった川崎球場跡地での開催に大仁田が燃えないわけがない。いよいよ電流爆破が『川崎劇場』に帰って来る。
(どら増田)