1日に行われた神奈川・横浜武道館大会で、キッドは同じ大江戸隊の鹿島沙希と5★STAR GP公式戦で対決。キッドは前日のジュリア戦で敗れ黒星発進だったが、大江戸隊入りしてから初となる同門対決で、キッドがどんなスタイルで闘うのか注目された。鹿島は起死回生を狙うのは必至。
試合は軽く手を合わせてゴング。ロープワークからキッドが髪をつかんで後方に倒す。終盤になり、鹿島がビッグブーツからダブルアーム式フェースバスター。キッドが返すと、鹿島はマイエンブレムを狙う。キッドが斬り返してスイングネックブリーカー、旋回式ダイビングボディープレス。鹿島がかわして丸め込む。鹿島がビッグブーツもキッドがドロップキック、フィッシャーマン、DDT、変型パイルドライバーの黒虎天罰。鹿島が返せずキッドが3カウント。試合後、キッドは黒いマスクを鹿島に被せる余裕を見せて、控室へ。
バックステージで、キッドは「同門対決だろうが、私は容赦なんかしない。今日のフィニッシュ、黒虎天罰(こっこてんばつ)。この私、ブラックタイガーが全員に天罰を下す。メディアさんたち、ちゃんと書いておいてくださいよ。私はこの5★STAR期間でハイスピードの枠だけではない力強さ、えげつなさ、もっともっと黒い虎になっていく姿をみんなに見せてやるから。レッドスターズ、グッバイ」と新しいキメ台詞を吐き捨てていた。
なつぽいとは、大江戸隊に入る前からキッドがハイスピード戦線を争う上で意識していただけに、激戦になるのは間違いない。STARSに戻ることも出来たにもかかわらず、大江戸隊に残る選択をしたキッドは、後には戻れないだけに、ここで大江戸隊に残ったことが間違いではなかったことを、ハイスピード王者になることで証明したい。
(どら増田)