第4試合は、9.4埼玉・メットライフ大会で一騎打ちを行うオカダ・カズチカとジェフ・コブが、それぞれ本間朋晃、グレート-O-カーンをパートナーに対決。試合は終盤、コブはオカダに相手のお株を奪うドロップキックを炸裂。すかさず本間がこけしロケットで飛びかかるも、コブは空中でキャッチしてアスレチックプレックス。そしてレインメーカー式のツアー・オブ・ジ・アイランドを決めて、本間からカウント3を奪取。コブが前哨戦を制している。
バックステージでコブは「アメリカのファン、いいか、俺から日本の気候について少し知識を教えてやろう。アメリカは今、真夏だが、ここ日本は梅雨だ。つまりレインメーカーにとって最も都合の良い時期ということだ。ハワイではあまり激しい雨は降らない。レインメーカーを止める最高の方法を聞きたいか?(レインメーカーポーズをする)アロハメーカーだ!オカダ、お前が使ってる携帯は iPhone 12 Pro Max だろ…常に最新の機器で揃えてるんだろ!? そんなお前のことだから(メットライフドームの)シングルマッチまでのカウントダウンタイマーもしっかりセットしてるはずだ。俺も楽しみだ。そこでお前に恨みを晴らす!今のユナイテッドエンパイアに必要なのは大きな勝利だ。これは俺個人の試合じゃない、オスプレイ、オーカーン、ヘナーレ、ユナイテッドエンパイアを代表して闘う!今のニュージャパンには改革が必要だと前から言ってきたが、9月、メットライフドームでその言葉が現実のものとなる。(本隊時代のポーズをするかと見せかけて思いとどまり)もうこれ(ポーズ)はやらない」と一気にまくしたてながら、去っていった。
一方のオカダは「オイ、ジェフ。だいぶレインメーカーのこと、お気に入りみたいだね?『ヤングボーイだ、ヤングボーイだ』(と)さんざん言って、そんな俺に(7.25 東京ドームで)負けて、ツームストン(パイルドライバー)やったり、レインメーカー式でツアー・オブ・ジ・アイランドですか?だいぶ(俺が)好きみたいだね。別に俺は『ジェフの技を使ってやる』なんて、全く思ってないから。ただね、何回でも(頭から)突き刺してやるよ。ツームストンは1発で終わると思うんだよ。何回でも、DDTでも、場外でもいろいろ突き刺してやる。それから最後、(カウント)ワン・ツー・スリーだよ」とシングル連勝宣言。オカダの余裕はまだ消えていないようだが、コブの目の色が変わって来ているのは間違いない。
◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月25日
東京・後楽園ホール
観衆 279人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
オカダ・カズチカ&●本間朋晃(14分28秒 片エビ固め)ジェフ・コブ○&グレート-O-カーン
※ツアー・オブ・ジ・アイランド
(どら増田)