27日のメインイベントでは「高橋ヒロム復帰戦」として、負傷離脱していたヒロムとDOUKIとのシングルマッチが決定。9月5日に開催する埼玉・メットライフドーム大会でロビー・イーグルスの保持するIWGPジュニアヘビー王座に挑戦するヒロムは、8月22日に新日本プロレスの公式YouTubeで緊急LIVE配信を敢行。
その中で、ヒロムは新日本プロレスに対し、タイトルマッチの前に8.27後楽園大会にてシングルマッチでの復帰戦を要求。そして、対戦相手として「今回、ジュニアタッグリーグに出られずムシャクシャしてるんだろうなあ」と鈴木軍ジュニアのDOUKIの名を挙げ、「そういう感情を抱えてる人間こそ、俺の相手にふさわしい」とアピールした。
この動画メッセージを見たDOUKIは、自身のTwitterで「俺を指名してくれたのは嬉しい。ただお前にとって俺はただのリハビリ相手か?舐めんじゃねぇぞこの野郎。お前が俺とやりてぇならシングルでもなんでもやってやる。その代わり勝ったら俺がロビーに挑戦していいんだよな?」と勝利した場合は挑戦権を譲渡することを要求。さらに、DOUKIはヒロムの王座挑戦について、「納得してないし簡単に決まったのには腹が立ってた」と語り、今回の逆指名は願ったり叶ったりだったようだ。
その後、ヒロムは自身のYouTubeチャンネルにて、今回のDOUKI指名について「お互いフラストレーションを溜めてる状態、そういう二人のシングルは感情と感情のぶつかり合いができる。決して“アップ”ではない、このタイミングでDOUKIとやるのがベスト」とその真意をコメント。メキシコ修行時代に接点を持ち、共に特別な思いを抱いている両者。昨年の『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦(11.23群馬・Gメッセ群馬大会)ではヒロムが勝利を収めるも、DOUKIの大奮闘が光る一戦となった。DOUKIとしては今回、リベンジを果たすことで、復帰するヒロムの肩慣らしに終わらせるわけにはいかない。ヒロムは勢いをつけてタイトルマッチに駒を進めたいだけに、両者の思惑が交差する闘いになるだろう。
(どら増田)