日本の原爆開発を背景に時代に翻弄された若者たちの姿を描き、昨年8月にNHKで放送されたドラマ「太陽の子」を、ドラマ版とは異なる視点で描いていく劇場版。主題歌には福山雅治の「彼方で」が起用された。
「福山は事務所の後輩である三浦さんのことを何かと気にかけていたので、今作の主題歌はなかなかの思い入れがあるのでは。昨年12月に公開された三浦さんの主演作『天外者』はそれなりに集客できたので、今作も多くの三浦さんのファンが劇場に足を運ぶことになるのでは」(芸能記者)
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三浦さんが生前出演していた作品として世に出るのは今作が最後。いわば〝遺作〟のような位置付けだが、公開直前、残念な事実が発覚してしまった。
ニュースサイト「デイリー新潮」が5日に報じたところによると、同作のエグゼクティブプロデューサー(EP)を務める男性が、泥沼の訴訟沙汰を抱えているのだとか。騒動の発端は、その男性がプロデューサーとして携わった2014年公開の映画「太秦ライムライト」。
ある出資者は公開後になって、映画製作のために集めた資金1億1200万円から経費を引いた差額が、5000万円以上に上ることに気づき、本来、残額の半分は出資比率に応じて出資者に配当金として支払われるはずだったという。
しかし、その男性は「持ち逃げされた」というばかり。また、京都市から助成金が入っていたことでも話がややこしくなり、その助成金の使途をめぐり泥沼の訴訟沙汰に発展しているというのだ。
「報道が出ても『太陽の子』の公開には影響がないが、公開に向け奔走していた関係者にとっては〝寝耳に水〟の話。EPからしかるべき説明があってもいいだろう」(映画業界関係者)
キャスト陣も報道に驚いているはずだ。