番組冒頭から、新型コロナウイルスの感染者が激増したニュースを紹介。和田耕治国際医療福祉大学教授が「オーバーシュートした」などと説明し、菅義偉首相が東京五輪について「人流が減っている」と話したことや、東京都の吉村憲彦福祉保健局長が「いたずらに不安を煽らないで」と発言したことをやり玉に挙げて対応を批判し、激増した理由の1つが「東京五輪開催による気持ちの変化」と取り上げた。
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そして、コメンテーターで政治学者の姜尚中氏が「簡単に言えば、もう究極の選択。つまり、このまま突っ走ってオリンピックをやって、オリパラにも観客を入れてやるかあるいは中止するか。中止するっていうことで、初めて国民はこれまでと違う、宣言とは違うメッセージを与えられると思いますね。だから、僕はもうこの2つしかないんではないか。その究極の選択をやれるかやれないか、これはやっぱり犠牲がどこまで出るかによっても変わってくるでしょうね。悲しいことだと思います」と感染拡大の原因がオリンピックという前提で語った。
その後、通常時間とは45分程度早い8時15分からスポーツコーナーに入り、東京オリンピックの様子を徹底特集。張本勲氏が「始まったら金ラッシュで気持ちが明るくなった」とオリンピックが国民に与えた好影響を口にしたが、関口宏は「そうですか」と話し、続けようとした張本氏を遮って話題を変えた。
番組冒頭でコロナ感染激増の原因をオリンピックとして批判しておきながら、その後特集するという内容に、「全く矛盾している」「違和感があると言わざるを得ない」「反対派から誹謗中傷を受けているアスリートに失礼だ」「矛盾していることに気がつかないのか?」と違和感の声が多数上がっていた。