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柔道男子・永瀬、悲願の金メダル獲得「ノーシードから凄まじすぎる」「相手をリスペクトしてて涙出る」試合後の行動にも感動の声

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 27日に行われた柔道男子81キロ級。2016年リオ五輪の同種目銅メダリスト・永瀬貴規が金メダルを獲得した。

 24日に高藤直寿(60キロ級)、25日に阿部一二三(66キロ級)、26日に大野将平(73キロ級)と3日連続で金メダリストが誕生し、4日連続金メダルの期待がかかっていた。世界ランキング13位の永瀬はノーシード(シードは上位8位以内)で今大会に臨んだが、初戦の2回戦は延長3分16秒に3度目の指導で反則勝ちと苦戦しながら突破し、続く3回戦は3分52秒に払い腰で一本勝ち。準々決勝は再び延長にもつれこむも、延長2分46秒に小外掛けで技ありを奪い勝利した。

 2021年世界選手権の同階級を制したマティアス・カス(ベルギー)と激突した準決勝はこの日3度目の延長戦となったが、永瀬は延長2分48秒に背負い投げで技ありを奪い現世界王者を撃破。勢いのまま臨んだサイード・モラエイ(モンゴル)との決勝戦は4度目の延長戦に突入したが、延長1分43秒に足車で技ありを奪って試合を制し見事金メダルを獲得した。

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 同階級では2000年シドニー五輪の瀧本誠氏(現駒大総合教育研究部スポーツ健康科学部門准教授)以来となる金メダリストとなった永瀬の活躍を受け、ネット上には「永瀬やった! これで男子勢は4日連続金だ!」、「粘って粘って一瞬の隙をついて足車を決めたのはめちゃくちゃ痺れた」、「ノーシードから下克上での金は凄まじすぎる、スタミナと集中力が半端ないな」、「延長続きで体力持つのか心配したけどよく戦い抜いた、本当におめでとう」と歓喜の声が挙がった。

 また、対戦後に永瀬・モラエイがともに手を取り合いお互いの健闘を称える光景に対しても「両者ともに相手をリスペクトしてて涙が出る」、「ラグビーのノーサイドみたいに健闘を讃えあうのは凄く良い光景だ」、「それだけお互い全力出し切ったってことだよな、いやあいいものを見せてもらった」と感動の声が複数寄せられた。

 試合後のインタビューでは「前回のリオ五輪で悔しい思いして、それからの5年間はつらい時間の方が多かったんですけど、本当にこのためにやってきてよかったなと思います」と永瀬。5年分の思いをぶつけたこの日の柔道は多くの人々の琴線に触れたようだ。

文 / 柴田雅人

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