交際当時、彼は頻繁に私に契約書を書かせました。最初は「好きとたくさん言う約束」「一日に10回はキスする約束」などラブラブ感があるものでしたが、次第に「他の男の人と話さない」「電話に3コール以内に出る」など不穏なものになっていきました。そう、彼は過度なモラハラ&束縛男だったのです。
>>お風呂に一緒に入ってくれない盗撮男~本当にあった怖い彼氏~<<
しかし、私は当時中学生。少し違和感はあったものの、世間知らずな上に初めての彼氏だったので、そこまでおかしいことだとは思えず、彼の言うことを聞いていました。何よりも好きだったので、嫌われたくない気持ちが強くありました。そうすると、彼の要求はどんどんエスカレートしていきました。私がようやくおかしいと気付いた時には、彼にスマホのGPSまで管理されていて逃げ出せないところまで来ていました。
恥ずかしさや情けなさはありましたが、私は母親に相談し助けを求めました。母親は話を聞くとすぐに彼に電話を掛けました。そして、二度と娘に近づかないこと、近づいたら法的手段に出ると伝えてくれました。連絡も取れないように携帯も変え、彼の番号を着信拒否しました。突然のことだったので彼は激怒するかと思いきや、SNSを覗くと意気消沈していて今までの勢いはなくなっていました。
私はホッとすると同時に、自分の幼さと無知を恥じました。今やアプリで出会える時代になりましたが、危険がたくさん潜んでいることを若い子たちに教えてあげたいと思います。
写真・Dick Thomas Johnson