男は5月7日深夜、自宅近くの用水路を訪れると、使用済みの紙おむつなどのゴミが入った重さ4.2キログラムのビニール袋を投げ捨てた疑いが持たれている。周辺では、4月以降用水路付近で紙おむつなどが不法投棄される事件が15件発生しており、警察は35歳男の犯行の可能性もあるとして捜査を進めている。
男は警察の取り調べに対し容疑を認め、「きちんとルールを守って捨てるのが面倒くさかった」と供述しているという。昨今ゴミは分別ルールが厳しくなっており、面倒と感じている人もいるようだが、それを理由に不法投棄する行為は許されない。
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中国地方では4月にも島根県の邑南町で、50歳会社員が川の法面に向かって大人用の紙おむつが入ったポリ袋を投げ捨てたとして、同法違反容疑で逮捕されている。この事件でも現場付近に紙おむつの入ったポリ袋が44袋見つかり、50歳男の関連性が指摘されていた。のどかな雰囲気が流れている地域だけに、不法投棄しやすい環境にあるのかもしれない。
身勝手と言わざるを得ない犯罪に、「分別のルールすら面倒くさいという。可燃ごみで出すだけなのに。これで会社をクビになったら大馬鹿だな」「4キロもある紙おむつを運んで用水路に捨てるくらいなら、普通に出した方が楽だと思うけど…」「大人用か子ども用かで印象が変わるけれど、いずれにしても不法投棄は許しがたい」と怒りの声が相次いでいる状況だ。
いかなる理由があろうと、不法投棄は犯罪であり、街の環境美化を破壊する許しがたい行為だ。