事の発端となったのは、三浦氏が15日に出演した『めざまし8』(フジテレビ系)での発言。三浦氏は東京の人流が増えているにも関わらず、新型コロナウイルスの感染者数も重症者数も減っていることに触れ、「ウイルスは人流を減らしたから減るわけでもないし、人流が増えたから増えるとは必ずしも言えない」と指摘していた。
野村アナは同日にツイッターを更新し、「人流を減らしても感染者が減るわけではない…とかテレビで堂々と言ってしまう文化人がいて、もう唖然ですね…」と三浦氏の名前を出さずに発言に言及。「人流を減らすことがベスト選択かは分かりませんが、感染者が減ることは、“絶対”です」と断言し、「言論の自由は大切ですが、この程度の人が公然と発信することは、害悪だと思います」と厳しく批判した。
これに三浦氏は17日に反応。野村アナのツイートを引用した上で、「人流とは昨秋のようにそれだけで感染拡大には繋がらない場合もあり、減少との因果関係を確実に証明できるわけでもありません」と反論。「複合要因で感染が左右される時に一つの因子を“絶対”というのは非科学的ですねえ」と皮肉を放った。
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さらに「害悪」という言葉は「表現の自由」としながらも、「自分の推進する政策に反対する人の言論を封殺することは、政策検証に蓋をし、独裁にも繋がりうる」と指摘。「人流抑制がベストの選択肢かあなた自身分からないのならば、それは正に私が指摘した『副作用』の部分が大きく、また感染拡大自体が複合要因で起きている」としていた。
このやりとりに、ネットからは「報道に携わる人間が『害悪』はひどい」「批判じゃなくてただの悪口」「『人流を減らすことがベスト!知らんけど』って若者が言ってるのと同レベル」と野村アナへの苦言が集まっていた。
17日昼現在、野村アナは三浦氏からの反論に反応していないが、ここから議論が発展することはあるのだろうか。
記事内の引用について
野村明大公式ツイッターより https://twitter.com/nomurameidai
三浦瑠麗公式ツイッターより https://twitter.com/lullymiura