これを受け、元衆議院議員の金子恵美氏は「法改正に関わる議論では、あらゆる可能性とかシチュエーションを想定して、幅広い視点の議論をするのは立法府の人としては理解できる」と前提を確認しながらも、発言の内容については「この上なく気持ち悪い」とバッサリだった。さらに、党の会合の場で発言が出たことにも「平場の議論としても不適切」と続けた。これには、ネット上で「女性から見たら余計に気持ち悪いんだろうな」「これは正しい反応だと思う」といった声が聞かれた。
さらに、金子氏は「この話を出す時の、議論する中でのコミュニケーション能力の低さとか、想像力の欠如が議員の資質としてどうなのかな」と疑問も示した。金子氏自身、国会議員時代、児童ポルノ規制の法律を作る際、男性議員たちは平場の議論でも慎重に言葉を選んでいた体験を話していた。
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このほか金子氏は、立憲民主党が本多議員に対し厳重注意を与えたことに「与党議員がこうした発言をしたら一発アウトで追及したと思う」と指摘。身内の問題発言には甘いと見られても仕方ない立憲民主党の姿勢を批判した。「政党として立憲民主党が支持されない要因があるのでは」とも話していた。これには、ネット上で「ここは毅然とした処分を下すべき」「確かに甘いところはある」といった声が聞かれた。
また、女児を持つ母親であり、10代の頃に父親から性的虐待を受けた友人を持つ、元フジテレビの大島由香里アナウンサーも「10代前半を性の対象として見る癖は根本的に治るものではないと感じる。そういうものから守るための法律であるべき」とコメント。「本当にこの発言は信じられないというか気持ち悪いと思う」と話していた。
女性出演者がそろって嫌悪感を露わにしただけに、本多議員の問題発言の根は深いと言えそうだ。