昨年6月に左ヒザを負傷して以降、長期欠場中だったYOHは、4.4東京・両国国技館大会の復帰戦でSHOと共にデスペラード&金丸義信組を下し、IWGPジュニアタッグ王座を奪還。その試合後、男泣きを見せたYOHは「次はデスペラードの持つIWGPシングルに挑戦します!」と、自身初となるIWGPジュニアヘビー挑戦を高らかに宣言した。すると、デスペラードは「条件つけるぞ。もっぺんやらせろ。俺とノブさんのベルトなんだ、それは」とアピールし、4.28鹿児島でIWGPジュニアタッグのリマッチが行われるも、ROPPONGI3Kはこれを返り討ち。
その後、IWGPジュニアヘビー級王座戦に向け、両者は激しい前哨戦を展開。5.3福岡の試合後、YOHは「チャンピオンがデスペラードだったから挑戦したかった。SHOくん、高橋ヒロム、デスペラード……、俺だってジュニアを盛り上げたい」と改めて新日本ジュニアへの強い思いを激白。これに対し、かねてよりYOHに厳しい言葉を向けていたデスペラードは「ここ最近のIWGPジュニアのシングルのチャンピオン様っていうのはよ、ひとクセもふたクセもあって何かを持ってるヤツだった。オマエには何がある?タッグのタイトルは持ってるな。それだけだ」とバッサリ。タッグ王座戦で連敗を喫しつつも、シングルプレイヤーとしてのYOHを認めない姿勢を見せている。
YOHはIWGPジュニアヘビーを戴冠したら、大舞台で相棒SHOと新日本ジュニアの至宝を懸けたROPPONGI3K対決実現を熱望。そのためにもここで一気にジュニア二冠王に君臨したいところだが、デスペラードがウィークポイントのヒザを狙ってくるのは必至。高橋ヒロムがしばらく復帰出来ない状況において、その他の選手が底上げされることで、令和の新日本ジュニアが活性化するのは間違いない。
(どら増田)