セミファイナルでは、後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&田口隆祐のCHAOS&新日本本隊連合が、内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと8人タッグで対決。
今回、5.22名古屋から後楽園3連戦の短期シリーズとなった4大会で、連日顔を合わせているCHAOSとロスインゴ。前シリーズでオーカーンを下して、トップ戦線浮上を目論む内藤を筆頭に、IWGP世界ヘビー級新王者決定戦に名乗り上げている鷹木、ヘビー級戦線を睨むSANADA、さらにBUSHIもジュニア戦線での巻き返しを狙っている。一方、後藤&石井&YOSHI-HASHIも現在、NEVER6人タッグ王座を保持しているものの、ここでロスインゴのヘビー級戦士を撃破すれば、シングル戦線の突破口となる可能性は十分。ここにジェイ・ホワイトから「次々期NEVER無差別級王座挑戦者候補」と名前を挙げられている田口が加わったこの試合。昨日の大会で乱闘を繰り広げた内藤と石井は序盤からヒートアップ。試合はこの日も鷹木が田口をMADE IN JAPANでカウント3を奪ったが、試合後も、両者はエルボーで激しくやり合い、遺恨をさらに深めた。
バックステージで、内藤は「昨日、鷹木がマイクを持っていた時のSANADAの表情、見た?見た…!?いい顔してたよ。きっとSANADAも、同じように悔しい思いを抱いてるんでしょう。さあ、いよいよ明日は、後楽園ホール3連戦、最終日。SANADAとのタッグ。対戦相手のYOSHI-HASHI、後藤よりも、パートナーのSANADAに目が行ってしまうよ。SANADAと(拳を握って胸を2度叩き)気持ちのぶつかり合いを、したいと思います。その気持ちのぶつかり合いをした結果、いったい何が生まれるのか!?その答えはもちろん、トランキーロ。あっせんなよ。ではでは、また明日もここ後楽園ホールでお会いしましょう。それにしても石井…効いたぜ。カブロン!」と最後に石井の名前を出している。
一方の石井は「内藤、かまって欲しいんだろ!? いいぞ。狙いはなんだ!? シングルか!? それともこれか!?(と言ってNEVER6人タッグベルトを叩く)どっちでもいいぞ。遊んでやるよ」といつでも内藤と闘う用意があるようだ。
◆新日本プロレス◆
『Road to WRESTLE GRAND SLAM』
2021年5月25日
東京・後楽園ホール
観衆 274人
▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)
後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&●田口隆祐(17分21秒 片エビ固め)内藤哲也&SANADA&鷹木信悟○&BUSHI
※MADE IN JAPAN
(どら増田)