青木氏は二階氏の発言について述べる前に、「僕、政治記者じゃないので推測になるんですけど、政局の気配もちらつくんですよね」と発言。意外なコメントに、関口宏は「うん?」と聞き返す。
顔色を変えない青木氏は「政局。菅政権を支えている二階さんとしては、ちょっとここに来て少し空気がおかしな感じの細田派? 党内最大派閥? 安倍さんに対する若干の牽制と言うかね、みたいな気配もするんですけれど」と持論を展開する。
そして、「これ事実で言うと幹事長が知らないと。選挙対策を仕切っていた甘利さんも1ミクロンも関与してないということになると、順序から言ってもあと残っているのは党総裁であった安倍さんしかいないわけですよね。これ今になってみるとなんかこう、大したことない世の中になっちゃったけど、これとんでもない話なんですよ」と安倍晋三前総理大臣を批判する。
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続けて、「つまりその1億5000万円が候補のところに、河井夫妻の候補陣営に入っていて、この中に政党助成金。それが我々の税金が入ったかもしれないって言う。それを買収に使われていたかもしれないっていう事案であると同時に、もう一つはこれももうなんか、こう当たり前みたいなっちゃったんですけど、法を司る法務大臣が夫妻で捕まっているんですよ。この問題をこのままやり過ごしちゃうっていうのは(どうなのか)」と糾弾。さらに、安倍前首相の桜を見る会などを批判した。
論説鮮やかにも思える発言に、「その通り」「さすが青木さん」「法務大臣が買収していたのは問題だ」など、番組のファンからは賛同の声が上がったが、その一方で、「全て青木さんの推測に基づいた発言ということですよね?」「全てにおいて根拠がない。感情論に過ぎない」「推測に基づいた発言を公共の電波で流していいのか」「政治の責任は取るべきだけど、コメンテーターとして自分の発言に責任を取るべきではないか」という声も上がっていた。