イギリス・ノースヨークシャーで、38歳の女が、ガソリンスタンドの現金自動支払い機が使えなかったことに腹を立て、ガソリンスタンドで働いていた従業員に漂白剤をかけた事件で、女に有罪判決が下されたと海外ニュースサイト『Gazette Live』と『The Daily Star』などが5月19日までに報じた。
報道によると、2019年3月、女はとあるガソリンスタンドに車で入り、ガソリンを給油したという。女は給油を終えた後、現金自動支払い機で支払いをしようとした。しかし、現金自動支払い機は機能せず、使えなかったそうだ。現金自動支払い機を使用せず、直接支払いが可能だったかどうかは不明である。
女はガソリンスタンド内にある建物にいた従業員の男性に現金自動支払い機が使えないことを伝えると、従業員は「現金自動支払い機は壊れている」と女に伝えた。女は従業員から壊れていると伝えられるも、「それは嘘だ」と言って腹を立てた。女はその後、建物から外に出て、建物の外にいた従業員が持っていた漂白剤を従業員から取り上げて再び建物内に入り、現金自動支払い機が壊れていると女に伝えた従業員の男性に向かって漂白剤を噴出させるようにしてかけたという。漂白剤がどのような種類のものであったかは不明である。
従業員の男性は漂白剤をかけられたが、漂白剤は従業員の男性のジャケットにかかり、幸いにも大きな怪我はなかったそうだ。その後、女は警察の調べによって逮捕された。
この度、女の裁判が行われ、女には2年10か月の刑務所行きが言い渡されたという。なお、女は過去に薬物の所持と使用で逮捕されたことがあり、今回の裁判でも女は事件当時、薬物を使用していたことが明らかになっている。
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このニュースが世間に広がると、ネット上では「現金自動支払い機が使えないだけでキレるなんてあり得ない。従業員はいい迷惑」「従業員に大きな怪我がなくてよかった。女は最低」「別の従業員から漂白剤を奪ったという点が衝動的で恐怖を感じる。その従業員もまさか女がいきなり漂白剤を奪うなんて思ってもみなかっただろう」「薬物の影響で判断が鈍っていたのだろう。酷い事件だし、周りを巻き込む可能性があるから薬物は怖い」「漂白剤をかけた女が悪いのはもちろんだけど、現金自動支払い機が壊れていると張り紙などをしていたらこんなことにはならなかったかも」「従業員がどのような態度で現金自動支払い機が壊れていると言ったのか気になる。女に同情の余地はないが、従業員の態度次第では何か女が腹を立てるような要素があったのかもしれない」などの声が挙がっていた。
従業員の男性のコメントはないが、従業員の男性は、女が現金自動支払い機が使えないという理由でいきなり漂白剤を投げつけるなど思ってもみなかったことだろう。女の行動は異常なで許しがたい犯行と言える。
記事内の引用について
「Attacker squirted bleach at petrol station worker in crazed overreaction to broken cash point」(Gazette Live)より
https://www.gazettelive.co.uk/news/teesside-news/attacker-squirted-bleach-petrol-station-20616218
「Woman, 38, squirted bleach at petrol station worker because cash point was broken」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/woman-38-squirted-bleach-petrol-24142958