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厳しい言葉で阪神に捨てられたロッテ・鳥谷、甲子園帰還でスタメンは濃厚? 球団は“騒動の鎮火”も期待か

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鳥谷敬

 「2季ぶりの甲子園球場」に、鳥谷敬内野手(千葉ロッテ)は何を思うのだろうか。

 セ・パ交流戦の開幕日は、5月25日。昨年は新型コロナウイルス禍でペナントレースの開始が6月となり、交流戦は取り止めとなった。今季、鳥谷の“甲子園帰還”がようやく実現するのである。

 「一昨年オフ、阪神フロントから引退勧告に近い厳しい言葉があったとされています」(在阪記者)

  まだ現役に強い執着心を持っていた鳥谷は“タテジマのユニフォーム”に別れを告げた。トレード移籍の経験を持つプロ野球解説者がこう言う。

 「イザコザがあったとしても、選手の方から、旧在籍チームの監督、コーチ、フロントスタッフに挨拶に行くのが球界の慣例です。鳥谷も割り切れない思いもあるでしょうが、矢野燿大監督にはきちんと挨拶をすると思いますよ」

 阪神ファンも拍手で歓迎するはずだ。千葉ロッテは阪神戦で交流戦の開幕を迎える。しかし、鳥谷の出場に期待しているのは、阪神ファンだけではないようだ。

 「ロッテのスタメン遊撃手には、藤岡裕大選手が予想されています。打撃の調子が上向きになってきました。藤岡でないとすれば、アデイニー・エチェバリア選手でしょう」(スポーツ紙記者)

 鳥谷は代打、代走、守備固めといった途中出場が多い。大方の予想では「スタメン・ショートは藤岡」だが、鳥谷が起用される可能性も高いという。

 「例のトラブルの直後ですからね…」(球界関係者)

 清田育宏外野手の契約解除が発表されたのは、同23日。昨年9月の札幌遠征中、球団内規に反し、外部者と会食していたことが発覚。球団に虚偽報告していたこともバレて、無期限謹慎の処分を下された。

 5月1日に解除されたものの、直後に「不倫デート」を写真週刊誌にスッパ抜かれた。自宅待機、複数回の事情聴取を経て、ロッテ球団は「選手契約を維持することはできない」と“クビ”を宣告した。

 >>ロッテ・清田の“パズドラ不倫”を揶揄するツイート? スポーツサイトが謝罪も「わざとだったのか」批判相次ぐ<<

 緊急事態宣言が出されており、プロスポーツ興行に対する批判の声もないわけではない。

 「鳥谷が試合に出れば、千葉ロッテ、阪神双方のファンが応援します」(前出・同)

 球団は「2006年以来の交流戦優勝を狙う」と宣言していた。ベテランが古巣を見返す活躍をすれば、トラブルへの批判は消え、チームも勢いづけてくれるはずだ。

 NPBデータによれば、鳥谷は交流戦で放った331安打は通算1位。対パ・リーグで積み上げたものだが、セ・リーグ6球団の投手を最も知るバッターとも言える。

 阪神時代もそうだったが、試合前の練習では一番乗りを争い、寡黙にバットを振る。守備練習ではショートだけではなく、セカンド、ファーストにも入り、「どこでも守れます!」と無言のアピールを続けている。鳥谷の甲子園帰還が楽しみだ。(スポーツライター・飯山満)

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