search
とじる
トップ > スポーツ > 巨人投手の“棒球”に阪神助っ人が激怒? 槙原氏が告白、“バックスクリーン3連発”を招いた致命的な油断とは

巨人投手の“棒球”に阪神助っ人が激怒? 槙原氏が告白、“バックスクリーン3連発”を招いた致命的な油断とは

pic pic

槙原寛己氏

 野球解説者の槙原寛己氏(元巨人)が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現役時代に食らった“バックスクリーン3連発”にまつわる裏話を明かした。

 今回の動画で槙原氏は、お笑いタレント・松村邦洋をゲストに迎えて対談形式でトークを展開。その中で、松村からバックスクリーン3連発の裏話を聞きたいと求められたことを受け、3連発の引き金を引いた致命的なミスについて語った

 バックスクリーン3連発は1985年4月17日・巨人対阪神戦で、阪神のクリーンナップ(バース、掛布雅之氏、岡田彰布氏)が槙原氏からバックスクリーン方向に3者連続本塁打を放った出来事のこと。同年に21年ぶりのリーグ優勝、初の日本一を果たした阪神を象徴する出来事として今も語り草となっている。

 同戦に先発した槙原氏は7回裏2死一、二塁の場面でバースに3ランを打たれたところから3連発を招いたが、本人がその原因に挙げたのがシュート。当時の槙原氏は同僚・西本聖氏の投球を参考にシュートを練習していたといい、3回裏に第2打席に立ったバースに対して初めて試合で使用。すると、この球をバースが引っ掛け併殺打となったため、「プロ(の試合)で初めて投げたシュートがゲッツーだ」と大きな手ごたえをつかんだという。

 ただ、この併殺打で味をしめてしまったのか、槙原氏は7回裏に第4打席に立ったバースに対し、捕手から初球真っすぐのサインが出ていたにもかかわらず「シュートでいいでしょ」とサインを無視してシュートを投球。ところが、そのシュートは3回裏と違って全く曲がらず、結果バースにバックスクリーンまで運ばれてしまったという。

 ここまで話を聞いていた松村から「槙原さんのちょっとした油断を、バースは『なめてもらっちゃ困る』って見逃さずに(打ったのか)?」と聞かれ、「そうですね、もう、すごい打球だった」とバースに油断したことが被弾を招いたと認めた槙原氏。「多分真っすぐだったらファールだったと思う。でも140キロもいかないくらいの、何も曲がらないシュートだったから(打たれた)」と、打者にとっては打ちごろの棒球を投げてしまったと語っていた。

 槙原氏は動画で2連発目を打った掛布氏の打撃技術や、岡田氏が3連発目を放った直後の中堅・クロマティ氏の様子についても話している。

 >>清原氏に「いい加減にしろよオイ!」後輩が激怒 命の危機を感じた? 巨人・元木ヘッドが衝撃のいたずらを明かし反響<<

 今回の動画を受け、ネット上には「バースからの被弾がサイン無視のせいっていうのは初耳」、「それまでバースは絶不調だったし、多少投げミスしても大丈夫だろうってどこかで思ってたんだろうな」、「バースがそれなりに打ってたら槙原さんは普通にストレート投げただろうし、3連発を打たれることも無かっただろうね」といった反応が多数寄せられている。

 「3連発の口火を切ったバースですが、試合前時点では『.154・0本・0打点』とホームランはおろか打点もゼロと大不振。この試合でも第1打席こそ四球で出塁したものの、第2、第3打席はいずれも凡退していました。そのため、バースがここまで不調でなければ、槙原氏がサインを無視してまでシュートを投じることもなかったのではと考えているファンは多いようです。なお、この試合でシーズン初本塁打を放ったバースはその後またたく間に調子を上げ、最終的に『.350・54本・134打点』でプロ野球史上6人目(7度目)の三冠王に輝いています」(野球ライター)

 一度投げたシュートに味をしめたことがあだとなった形の槙原氏。これがなければバースの三冠王、ひいては阪神のリーグ優勝・日本一も実現していなかったのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
槙原寛己氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCU77bY7q28jGPYlDn089gfg

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ