男は2018年12月から2019年1月にかけ、以前の勤務先である名古屋保護観察所に電話をかけ、「いつでも乗り込めるぞ。早く金を返せ」「俺は失うものはねえんだから、なんだってできるんだよ」などと威圧し、退職金の支払いを強要した疑いが持たれている。その回数は26回で、2020年4月までの電話の総件数は1,800回にも及ぶ。
男はなぜ「退職金」にこだわっていたのか。保護観察所に勤務していた男は、2018年9月に退職する際、退職金の受け取りを辞退していた。ところが同12月になると翻意し、執拗に退職金の支払いを強要。名古屋保護観察所は、その申し出を拒否していた。
警察の取り調べに対し、男は「わかりません」と容疑を否認しているという。録音した音声なども残されていることや、実際に被害を受けた人物がいることなどを考えると、男の容疑は確実なものと見られる。
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意味不明な行動に、「良い格好をしたくて辞退したけど、やっぱりお金が欲しくなったのか。いずれにしてもカッコ悪い」「国家公務員から下呂市役所に転職する際に、退職金を国家公務員共済から地方公務員共済に引き継いだのでは。勤務年数も長くなるし基準の月給も上がるのに、なんで金を払うよう迫ったのか意味不明」「頭が悪いという感じ」と男の行動に憤りの声が上がる。
一方で、「問題を起こして辞めさせられ、自主退職扱いにしてもらって退職金を辞退させられたんじゃないの?」「男に何らかの問題がありそう」という指摘や、「なぜこの男が下呂市役所に?」「前の職場で問題を起こしたんじゃないの?」という声も出た。
退職金にこだわった男。下呂市役所の収入も失うことになりそうだ。