懲戒処分を受けたのは、石川県白山市役所鶴来支所に勤務する55歳の男性課長補佐。2020年11月、同県金沢市内で酒を飲むと、タクシーで帰宅する。そこまでは極めて健全だったが、何を思ったか、「もう一度酒を飲みたい」と考え、自分の車に乗り込み運転した。
男は車を脱輪する事故を起こし、飲酒運転が発覚。道路交通法違反(酒気帯び)の疑いで逮捕され、免許取り消し処分を受けた。市の調査に対し、男は「恥ずかしいことをした」などと話しているという。行動を受けた白山市は、12日に男を停職5か月の懲戒処分にしたと発表。市長は「厳正に対処した」とコメントしている。
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この事件について、「課長補佐がこれでは話にならない」「タクシーで家に帰って満足せず自分で運転って、あり得ないとしか言いようがない」「飲酒運転を軽く考えている」と怒りの声が上がる。
また、市が「停職5か月」としたことについて、「処分が甘すぎる。どこが厳正な処分なのか理解できない」「一歩間違えば市民を殺していたかもしれないのに、停職でまた働かせる。白山市は飲酒運転の危険性を認識していないのか」「こんな処分にしているから、飲酒運転をするような職員が生まれるんじゃないか」「やっぱり公務員は上級国民ですね」「民間ならクビ」という指摘も出た。
飲酒運転は重大犯罪であり、死亡事故に巻き込まれた人も数多く存在する。そのような状況で、公務員が飲酒運転をしたうえ事故を起こしたにもかかわらず、免職もされないという現状を疑問視するネットユーザーがかなり多かった。