事の発端となったのは、車いす利用者であるコラムニストで社民党常任幹事の伊是名夏子氏の自身のツイッターでの告発。旅行先の駅で乗車拒否に遭いかけたというもので、その是非を巡り、大きな議論を巻き起こることに。社民党はツイッターで「伊是名夏子さんを支持します」というハッシュタグを発信したり、ユーチューブなどを通じて伊是名氏を全面的に支持していた。
そんな中、江戸川総支部はツイッターを通じ、この問題に言及。9日、アカウントに寄せられた伊是名氏に対する批判的なツイートに、「この度は当党の伊是名の行動により不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」と謝罪した。
謝罪の理由について、江戸川総支部ツイッターは「伊是名は障害者の立場からその権利を主張することに熱意を強く持つあまり、今回多くの方が不快に思ってしまう結果を招いてしまいました」と説明。「その件について一支部の立場ではありますが、心よりお詫び申し上げます」とつづっていた。
このツイートには多くのエールなどが寄せられてたが、11日になり江戸川総支部ツイッターは当該投稿を削除。その上で、「党本部と協議のうえ、一部ツイートに関して削除いたしました。恐れ入りますがご理解いただければ幸いです。今後とも、よろしくお願いいたします」と投稿した。
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また、続いてのツイートの中で、「『障害者が声を上げること』を否定してしまう様な表現が出た」「一地方支部のアカウントとはいえ、発信内容が『一線』を超えて党の政策方針に明らかに反する様な表現を使ってしまった」と削除の理由について説明。ネットからは「同じ党で意見もかわすことすらできないってどうなんだろう?」「言論の自由を封じてるのでは…?」「本部の意向に沿わないから削除されたとしか思えない」という批判的な声が上がっている。
実は、騒動が起こった直後の6日、社民党沼津支部再建委員会が社民党ツイッターに「この問題提起のやり方に賛同出来ません。この問題提起なのかクレーマーなのか分からない理解されない方が多いです」と批判的なリプライを投稿。その直後、アカウントが凍結されネット上で物議を醸していた。
異なる意見を削除する社民党の方針に、多くの国民が疑問を抱いたようだ。
記事内の引用について
社民党江戸川総支部公式ツイッターより https://twitter.com/sdp_edogawa