事の発端となったのは、池内氏の26日のツイート。その中で池内氏は混雑していなかったという電車に乗り込もうとした際、「私の乗り口は降りようとする人も2人。私から見て右側から出ようとする乗客を目視し、私は左寄りのスペースから乗ろうとした。すると私より背も高く大きな体の男性が突然方向転換して私の右肩に激突」と降車する乗客の男性にぶつかられたことを告白。
池内氏は「明らかに意図的に変えてぶつかってきた」といい、「あまりに失礼。女性差別だ」と訴え。しかし、このツイートに池内氏を心配する声のほか、「降車優先では?」「電車は降りる人が優先」といった、池内氏の電車利用マナーを疑問視する声も集まっていた。
そんな中、池内氏は28日に再びツイッターを更新し、「匿名の安全圏から言いたい放題、出るわ出るわ。むしろすごい」とネット上から匿名の批判が寄せられていることに言及。「この一連の流れが、女性を標的にしたハラスメントであり暴力であり、女性差別であることは、声を上げる女性を叩き被害の声を消し去ろうと苦心する『みなさん』自身の存在が鮮やかに証明している」と断罪し、最後には、「ジェンダーギャップ121位(2021年)」と日本国旗の絵文字とともに記していた。
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この池内氏のツイートには「見過ごしてはならない男性の行為に、しっかり女性にも男性にも伝えてくれた池内さおりさんを支持します」「まだまだ女性を見る男性の目はえげつないですね」「すれ違いざまに女性にわざとぶつかるような行いは痴漢行為と同一線上にあると思います」という賛同の声が寄せられることに。
しかし、一方では「降りる人優先のマナーを守らなかった結果を女性差別に繋げないで」「批判されるのは、女性だからではなく、あなたが間違ったことを言っているからです」「女性全体に迷惑をかけるような言いがかりはやめてください」という批判の声もいまだ多く集まっていた。
さまざまな議論を生んだ池内氏の告発。今後も波紋を広げそうだ。
記事内の引用について
池内さおり公式ツイッターより https://twitter.com/ikeuchi_saori