警察によると、女性は1月上旬、携帯電話に「300万円差し上げます」などと書かれたメールを開き、記載された出会い系サイトのURLを開く。そこには連絡先を登録する画面があり、女性はすべてを登録してしまった。
その後、関係者を名乗る男から、利用料を支払うよう要求する電話やメールが相次ぐ。女性は言うことを聞いてしまい、指定された口座に50回、計345万円を振り込んでしまった。現在、警察が捜査しているが、犯人は逮捕されていない。
単純とも思える詐欺に引っかかってしまった女性に、「50回もお金を振り込むなんて…。金銭を要求された時点で警察に通報するのが通常手段なのに」「62歳でも出会いがほしいのはわからなくもないが、色々と脇が甘いと言わざるを得ない」「欲のままに動きすぎている。50回も振り込んだのは、出会いを餌に騙し取られたのではないか」「申し訳ないけど、女性がアホ過ぎる」と女性の行動を疑問視する声が相次ぐ。
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一方で、「全ての元凶は詐欺業者。女性を責めるのはおかしい」「こういう詐欺グループを取り締まる方法はないのか」「いざ自分が詐欺に遭ったら、動転して言う通りにしてしまう可能性もある」「被害者を笑うのはおかしい」という指摘も出た。
「最近は配送業者を装ったものや、出会い系サイトへ誘導するなど、多種多様な詐欺メールが携帯電話に届くことがあります。特に電話番号宛に送られてくるものについては、『えっ』と思ってしまいます。当然のことですが、利用した事実がないのなら支払う必要はありませんので、住所や電話番号などを教えてはいけません。無視していれば大丈夫です」(社会派ライター)
ありとあらゆる手段で、騙しの罠に陥れようとする人物がいる昨今。詐欺に遭わないよう、十分に注意してほしい。