男は2018年5月、福岡市内で開かれた婚活パーティーで佐賀県の40代女性と知り合うと、交際に発展。同9月には結婚や新婚生活を切り出し、翌2019年11月、「結婚後の新居の購入資金が必要」と嘘をつき、1200万円をだまし取る。金を渡した後、女性は男性と連絡が取れなくなり、昨年3月に被害届を提出していた。
警察が捜査した結果、容疑者が福岡県在住の63歳の男だと発覚し、18日に詐欺の疑いで逮捕した。男は既婚者で、名前や年齢も偽っており、年収や仕事の説明もデタラメだったという。警察の取り調べに対し、男は「騙したつもりはない。お金は借りているだけ」と否認している。
妻帯者が結婚を匂わせ、1200万円の大金を騙し取るという事件に、「60代が40代女性をたぶらかして騙す。よほど上手くやったんだろうね」「5月に出会って、9月には結婚新居って随分トントン拍子に話が進んでいる。詐欺師の才能があるね」「全て計画的。騙したわけじゃなく、借りただけと言い訳することまで計算でしょう。最初から騙す意志が立証されないように…」と男の行動に驚きの声が。
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また、「女性も簡単に相手の話を信用しすぎている」「結婚を焦る気持ちはわかるけど、脇が甘すぎる。社会勉強にしては、勉強代が高すぎた」「相手を知らないまま、短期間で結婚を決めるのはリスクが高い」「仕事を一生懸命して貯めた1200万円をポンと出してしまう。そんなことってあり得るのか」と女性の行動を疑問視する言葉も多かった。
婚活パーティーやアプリで結婚に至るカップルも多いが、その一方で事件も多く発生している。気をつけてほしい。