男は10月18日から11月2日までの16日間、三重県志摩市の高級ホテルに友人と宿泊。食事やマッサージなどのルームサービスを受けていた。この間ホテル側は代金を支払うよう促したが、応じようとしなかった。たまった代金は、実に約500万円にまで膨らんでいたそうだ。
>>58歳男、10か月間約400万円の料金を支払わずに宿泊し逮捕 ホテルにも疑問の声<<
2日になり、ホテル側が男を警察に連れていき、事件が発覚。詐欺の疑いで逮捕された。警察の取り調べに対し男は容疑を認めているという。現在のところ詳細は発表されていないが、支払い能力がないのにもかかわらず高級ホテルに泊まったものとみられている。
今回のようにホテルで長期滞在し、宿泊費を払わず逮捕される事件はほかにも発生している。10月には新潟県妙高市のホテルで、58歳無職の男が2019年12月20日から2020年10月9日までの間宿泊し、398万5200円を支払わずサービスを受け続けていたとして逮捕されている。
詳細な手口などは模倣の可能性もあることから明らかにされていないが、宿泊費を払わずホテルに宿泊し続けることができているのは事実である様子。特に現在、宿泊業界は新型コロナウイルスの影響で宿泊客が減少しているだけに、客に強く出られないと感じている業者もいると聞く。そんな背景を利用し、宿泊費やサービス料を払おうとしないというのは、腹立たしい話だ。
宿泊してお金を払う。これはホテルや旅館の基本的なシステムである。守ることのできない人間は、泊まる資格がない。そしてホテル側もこのような事件が起きていることを認識し、個々で対策を講じていく必要がある。