彼らのほかにも、吉本新喜劇の末成映薫、内場勝則、落語家の月亭八光、そのほか、ミキ・昴生や、南海キャンディーズ・しずちゃんなど、吉本興業所属のタレントにも症状の軽症・重症限らず、感染が発表されている。
吉本興業には常設劇場があり、そこに多くの芸人が出演。楽屋も個別にあるわけではないので、大部屋で待機する形となる。対策はどのようなことがされているのだろうか?
「劇場の楽屋では、入場時の検温、アクリル板、アルコール消毒液の設置など、しっかり対策はされています。もちろん、各々マスクなど気をつけているため、そこまで感染も広がっているイメージはありません。今回の一件だけで、芸人界隈でまん延しているとは断定できませんが、今後も増えていかないよう、徹底した対策が急務となるでしょう」(芸能ライター)
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劇場やネタ番組では、吉本に限らず、コンビ間ではマスクをせず、アクリル板なしでネタをしたり、トークをしたりする場合がある。局によってルールは変わるようだが、ほとんどの場合がOKとされているのだ。もちろん、今回のガレッジのようにコンビ間で感染する場合もある。今後感染が広がっていけば、昨年同様、アクリル板を立てたり、ソーシャルディスタンスを保たなければならない可能性も浮上してくる。
「特に危ないのがYouTube撮影です。個人でやっている場合が多く、対策が甘い場合があるのです。マスクなしでしゃべったり、食事をしながら対面でトークをするほか、マスクを外し、話しながら調理をする場合もある。ちょっとした気の緩みが感染拡大のきっかけにもなるので、完璧に対策をしてほしいものですね」(同上)
昨年、YouTubeチャンネルを持っていた芸人は、リモートでのトークが中心になり、視聴者の中には「飽きた」と感じる人もいる。芸人としてもやれることが限られてくるため、“対策しすぎる”のも辛いところ。しばらくは、そのせめぎ合いが続きそうだ。