男性課長は2017年、同市住之江区役所に勤務していた際、部下の女性職員が結婚した際、「異動の時期があるから妊娠するならこの月にしろ」「この月に妊娠したら別の部署に移動できる」などと暴言を吐いた。
さらに、女性が妊娠を報告した際にも、「職場にどれだけ迷惑がかかるかわからないのか。タイミングが最悪だ」と叱責した。被害を受けた女性は大阪市に申告し、事態が発覚。市が調査に乗り出したところ、この課長が同僚職員に土下座を強要するなどしていたことも発覚。大阪市は30日、この男性課長を停職3か月の懲戒処分とした。
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市の調査に対し、男性課長は「女性を娘のように思い、彼女のために言った。今は反省している」などと話しているという。「妊娠するならこの月に」と声をかけ、妊娠すると「タイミングが最悪」などと叱責する。これが「娘のように」思っている人物の言動とは、到底思えない。
酷いと言わざるを得ない言動に、「妊娠を喜ばない人間が父親と言えるか。自分を正当化するのもいいかげんにしろ」「管理職になってはいけない男。自分のことしか考えていない」「お役所仕事の典型。どうしようもない」「今後もこの男はのうのうと働く。終わってるね」と怒りの声が相次ぐ。
一方で、「こういう人間、まだまだいる。しかも自覚がないから手に負えない」「妊娠を歓迎されない雰囲気は自分も感じた」「男女関係なくこういう言葉を平気でぶつける人間がいる」と同じ経験を持つ人も少なくなかった。
マタハラ、パワハラに加え、セクハラをしていた可能性も否定しきれない男性課長。その言い訳にも呆れ声が上がっている。