青木氏は東京五輪・パラリンピック組織委員会委員長の森喜朗氏が一部メディアから「失言」と指摘された上、批判が相次ぎ辞任し、橋本聖子五輪担当相が18日に後任として就任したニュースについて、「進むも地獄、引くも地獄、茨の道ですか。こんなみっともないことが起きちゃって、僕なんかは、最初から思ってたんですけど、こんなオリンピック最初から呼ばなきゃよかったのにな」と笑う。
その上で、「まあでもここに来たら、もうしょうがないですよね。だからやるのかやれないのか。やれるとすればどういう形があり得るのかっていうことを、まさに科学的合理的にこれから詰めて行かなきゃいけない。問題なのは、基本的にIOCはもちろんなんだけど、政権は多分に政治的思惑でオリンピックをやりたいわけですね」と持論を展開する。
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そして、「本当にやるかやらないか。あるいはやれるとすればどういう形があるのかっていうのを、 IOC とも折衝をし、政権とも調整をしっていうことで言うと、本当にそのある意味の独立性と相当な精神力と強靭なタフネスみたいなの持って、橋本さんには本当に安全にオリンピックができるのかっていうこと、できないんだったら引くってことも含めて、せっかく選ばれたんですからね、橋本さんには本当にその政権から独立した思いで、本当に科学的合理的な判断をしてもらいたいという風に期待はするんですけれども、どうなるかな」と語り、腕組みをした。
青木氏の発言に 一部視聴者から「こんなオリンピックとは失礼すぎる発言。今のこの状況で言うのも実に卑怯だ。決まった時に言うべきだ」「オリンピックは開催してほしい。政治的思惑だけじゃない」「オリンピックをめざす全世界のアスリートや大会関係者に失礼すぎる発言」「政治的思惑でやりたいという根拠はない」と反論の声が相次ぐ。
一方で、「オリンピックはもうやらなくていい」「政治的思惑で開催するオリンピックならいらない」「現実に沿った対応をするべきなのは同意できる」と賛同するネットユーザーも出た。
現状、東京オリンピックを開催できるか否かは不透明だが、準備するアスリートや関係者、ボランティアは多い。また、開催が決定した際、喜んだ日本人が圧倒的だった。青木氏の目にはそんな状況も含めて、「こんなオリンピック」と開催決定当初から感じていたようだ。