この日の『さんま御殿』は、「超ポジティブ VS 鬼ネガティブ 大激突SP」と題し、ポジティブ芸能人とネガティブ芸能人が激論するという内容で、武井はポジティブ芸能人として出演していた。
途中、「ポジティブ」側のアンタッチャブルの山崎弘也がそのポジティブさ故、収録の休憩中、テレビ番組のディレクターから「もうちょっと静かにして貰えませんか?」と言われた際、「これはフリだ!」と思い込み、さらに騒がしくしたところ、最終的にはそのディレクターから真顔で、「ザキヤマさん!もう黙っててください!」と怒られたエピソードを話した。
これに似たようなエピソードを持っていたのが武井で、「百獣の王」としてテレビに出始めた頃、スポーツ番組などに呼ばれると、プロの現役選手と対決させられる事が非常に多かったという。
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そんな中、ある番組で武井は現役スポーツ選手3人と対決することになり、見事最初の相手に勝利。「よっしゃー!勝った!」と思ったのもつかの間、ディレクターから「武井さん、あのー…よろしくお願いします」とプロ選手の手前、わざと手を抜くようにと注意が入り、武井は「あっ!もっと頑張って欲しいのか!」と勘違いし、さらに圧勝を続ける。
最終的には、ディレクターから「武井さんマジでお願いします!」と来たため、武井はさらに全力で頑張り、見事三連勝を収めたという。
勝利を収めた武井だったが、ルールを破ってしまった制裁として、この番組からは二度と呼ばれることはなく、番組降板となったようだ。
この内容に、ネットでは「普通にヤラセだったということか」「これは武井さん悪くないよね」といった擁護の声が相次いでいた。
思わぬ形で、「テレビ業界の悪い部分」が垣間見えた瞬間であった。