この日『冒険少年』で放送された企画は、指定された山頂から隣りの山頂をめざし一直線に突き進む「突っ切り山」という企画。
参加者はオードリーの春日俊彰、コロコロチキチキペッパーズ(ナダル・西野創人)、超新塾のアイクぬわら、フォーリンラブのバービーの5名で、大みそかから元旦という極寒の中、過酷な山登りを行った。
ヤラセ疑惑が持たれたのは、本企画でリーダー役を任されていた春日のあるトラブルであった。
山登りから5時間が経過した時点で、それまで気丈に振舞っていた春日の口数が少なくなった。周囲が気にする中、春日は出演者・スタッフ全員の足を止め、「えー、皆さんに報告がございます」と神妙な顔つきである告白を行った。
春日によると、背負っていたリュックを道中のどこかに置き忘れてしまっており、リュックにはサバイバルグッズが入っており、取りに戻らないといけない、というのだ。
>>『アイアム冒険少年』ロケ参加の犬に心配の声「危険にさらされる可能性」優しい行動があだに?<<
リーダーを任されている春日は「ひたすら前に進む班」と「春日のリュックを探しに行く班」に分けることを提案し、アイクとコロチキのナダルがリュックを捜索することに。
アイクとナダルが懸命に探した結果、リュックはすぐに見つかったが、コンパスを持たない2人は方向感覚を失い、遭難しかかってしまう。
だが、春日は2人に今いる場所を伝えるため、山にある材料で狼煙(のろし)を上げ、無事に合流することができた。
このやり取りでは「豊富なサバイバル知識を持ちつつも、ちょっと間が抜けてる春日」という彼の魅力を押し出した展開になったが、ネットではこのシーンに対し「おかしい」といった声が相次いだ。
紛失した春日のリュックはサバイバルグッズが入っているため、そこそこの重さがあり、またイメージカラーである蛍光のピンク色で山の中では非常に目立っており、「どこかに置き忘れる」という事は考えづらく、また春日は終始メンバー達の先頭におり、スタッフや他のメンバーが春日のリュックが消えていた事に気づかなかった、というのは不自然であった。
そのため、ネットでは「いかにも台本っぽいなぁ」「無理矢理見せ場を作ったような気がする」といった声が相次いでいた。
また、狼煙に関しても、春日は2020年12月14日に同番組の企画『迷いの山』で既に習得した技術であったことから、「狼煙のシーンを入れ込むためにリュックを失くしたという設定にしたのでは」といった声も相次いでいた。
果たして、春日のリュック紛失は演出だったのか本当の事故だったか、気になるところである……。