この日は4時間スペシャルで、新企画「迷いの山」が放送された。
オードリー・春日俊彰、沙羅、堀田茜、格闘家・那須川天心の4人をニセ企画で山に登らせ、本当の企画内容を知らせた。バラバラの4人が広大な山の中でお互いを探し、出会えるかを検証。4人にはそれぞれ種類の違う「遭遇アイテム」が渡され、これを用いながら対面を果たそうと奮闘した。
特に視聴者の間で話題になったのが那須川に渡された警察犬。「犬が苦手」と語る那須川は警察犬「モコ」と共に2日間にわたって山の中を散策することとなった。
最初は犬の鍛えられた嗅覚で仲間の場所を特定できそうだったが、集中力が持たず疲れてしまうシーンが度々あった。山は落ち葉と露で滑りやすくなっており、心配した那須川は突然服を脱ぎ出し、服をハサミで小さく切り、布地をモコの足に巻き付けてお手製の「靴下」を作ってあげた。
スタジオでは那須川の行動に「優しい」といった声があがり、ナレーターも「強い男は優しい」と那須川の行動を称えた。
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ところが、ネットでは那須川の行動に疑問を呈する声が続出した。犬は足の裏に肉球が付いており、そう簡単には山道で滑らないという。また、鍛えられている警察犬のため十分に休ませれば体力は回復すると視聴者は指摘した。
ネットでは「犬に靴下履かせるのって別に優しさじゃない」「犬の体力が心配なら何匹が用意したほうがいいのでは?」「逆に靴下を履かせることで危険にさらされる可能性がある」といった声が相次いだ。
結果、ロケ中に「危ない」と判断されたのか、モコの足に付いていたはずの靴下はいつの間にか姿を消しており、なかったことにされていた。
確かに、那須川の行動は犬にあまり知識のない人にとっては感動するシーンだったのかもしれないが、やや安直だったと言わざるを得ない。