ただし、「政府と宮崎県の双方の緊急事態宣言が解除された場合には、宮崎県及び受け入れ自治体と相談させていただきながら、改めて検討させていただきます」と緊急事態宣言が解除された場合は、キャンプをファンに公開する可能性があることに含みを残した。
オリックスでは、キャンプに参加する監督、コーチ、選手及びスタッフ全員がPCR検査を受け、陰性を確認した上で宮崎へ移動する予定とのこと。キャンプ期間中は不要不急の外出は自粛し、数日に一度のPCR検査を実施するなど、感染防止対策を徹底するという。
宮崎市の繁華街にある飲食店の店主は「いちばん恐れていた結果になってしまいました。選手やコーチの皆さんが来られないのは仕方ないと思いますが、キャンプの期間にファンの方が来られないのは痛いですね。(昨年秋の)フェニックスリーグの時も全く(来なかった)ですし、時短営業にもなっているので厳しいです」と苦悩を語っていた。宮崎市の繁華街は、キャンプ時にはオリックス、巨人、ソフトバンクの3球団の選手、コーチ、スタッフ、そしてファンが毎晩のように飲食をすることで、経済効果をもたらせて来た。状況が状況なだけに止むを得ないのかもしれないが、キャンプは経済効果が見込めることから、各自治体が誘致に動いており、投資もしているだけに、2月7日に緊急事態宣言が解除され、キャンプが公開されることを願うばかりだ。
(どら増田)