『M-1グランプリ2020』で優勝したマヂカルラブリーだが、そのネタの内容に対して「漫才なのか否か」といった議論がネット上を駆け巡っている。これを受け、マヂカルラブリーが出演した『とくダネ!』にて、各専門家がネタの面白さを科学的に分析するという企画が実施された。
「コミュニケーションにおける身体表現」を研究している阪田真己子同志社大学文化情報学部教授は、データの一つとして「観客の笑い1回あたりの最長持続時間」を提示。M-1歴代チャンピオンの笑い最長持続時間が棒グラフにて表されているデータであったが、このデータによると、これまでの最長記録はアンタッチャブルの「9.9秒」であった。しかし、マヂカルラブリーの記録は「23.7秒」。圧倒的な数字にスタジオはどよめいた。
このデータに対してMC小倉智昭キャスターが「この秒数っていうのはそんなにアテにならないと思う」とすぐさま指摘。「今一番人気があると思うサンドウィッチマンが5秒だから、このデータはそんなに気にしなくていい」と発言した。この指摘に対してマヂカルラブリーも「僕らもあまり気にしていない」と返し、笑いを誘った。この一連のやりとりに、視聴者からも「(小倉キャスターの指摘は)間違いではない笑」「小倉さんが言ってたことわかる」などの声がTwitterで挙がっている。
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また、印象行動学の面からの分析によると、野田クリスタルの「笑いどころが見えづらい動き」に対して視聴者が笑う前に、村上の「ものすごいツッコミがはっきりとして解説として入る」という点が面白さの要素に現れているようだ。Twitterでは「生で見たらもっと面白い!」など肯定的な意見が寄せられる一方で、「面白さがわからない」「正直、笑えない」という厳しい意見も多く挙がっている。
M-1を優勝したものの、その芸風に賛否両論巻き起こっているマヂカルラブリーだが、2021年はより視聴者を惹きつけるための飛躍を期待していきたい。