事件が発生したのは22日午前8時半頃。神戸市東灘区で住民から「何か衝突したような音がした」「前方が大破した車が走っている」などの通報や目撃情報を受け、警察が出動。通報者の家の近くにあった電柱に何かがぶつかった跡を発見し、付近を捜査したところ、前方が大破した車を見つけ、運転手に職務質問した。
その後、アルコール吸気チェックを実施すると、基準値を上回るアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕した。警察の取り調べに対し、男は病院へ出勤中だったことを明かし、「22日午前2時まで自宅で日本酒や焼酎を飲んでいた」と容疑を認めている。男は兵庫県小野市の病院に非常勤で務めていたそうだ。
この犯罪に、「72歳という年齢で、コロナ禍で非常勤とは言え、医療に携わってくれていることは感謝しているけど、午前2時まで酒を飲んで朝早く出勤するのはあり得ない。仮に事故を起こしていなかったとしたら、酒に酔った状態で診療をする気だったってことなのか?」「72で必要とされるドクターであることは凄いけど、この行動はどうしようもない」「こんなのはダメでしょ。コロナで頑張るとか関係ない」「酔いが醒めたと思ったんでしょうけど…。こんな医師に診療してもらいたくない」と憤りの声が相次ぐ。
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一方で、「酒を飲まなきゃやってられないような環境で働いていたのでは」「こんな状況にならないよう、病院が精神をケアするべきだった」「前の日遅くなったのだとすれば、タクシーなどを手配するべきではないのか」「待遇の悪さを感じる」などと、病院側の責任を口にする声もあった。
新型コロナウイルス感染拡大の第三波到来で、医療の逼迫が叫ばれる昨今。逮捕された男も72歳ながら医療従事者として奮闘していたと思われるだけに、この行動は残念だ。