近藤は2017年に岡山商大からドラフト1位で楽天に入団。即戦力ルーキーとして期待されたが、1年目は9試合、2年目も2試合の登板にとどまり、今季は中継ぎで6試合に登板して1ホールドを挙げたものの、通算17試合、0勝4敗、防御率7.00。ドラフト1位の選手で、3年で戦力外になるのは異例である。
2017年のドラフトで、楽天は清宮幸太郎内野手を北海道日本ハムに、村上宗隆内野手を東京ヤクルトに続けて抽選で外しており、近藤は外れ外れ1位だったが、球団の期待は高く、残念ながら3年間でその期待に応えることが出来なかった。
近藤は「現役続行の道を探りながら、トライアウトを受ける方向で考えています」と現役続行の意志を持っており、トライアウトに向けて準備を進めているとのこと。
楽天時代の思い出は「一番最初に東京ドームで先発した日です。あと、本拠地で初めて先発した時の声援というのは忘れられないです」と語り、「3年間で一度も勝利することができず、1位で入団したにもかかわらず、チームに貢献できなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と期待に応えられなかったことを謝罪した。
ファンに対しては「これからも頑張っていきたいと思います。いつも温かい応援、ありがとうございました」と感謝の意を述べている。
また、石井一久新監督のもと、コーチ陣の配置転換も発表された。既に三木肇前監督の二軍監督への配置転換が発表されているが、野村克則一軍作戦コーチは育成捕手コーチに、真喜志康永育成総合コーチは一軍ヘッドコーチに、石井貴二軍投手コーチは一軍投手コーチに、奈良原浩二軍監督は一軍内野守備走塁コーチに、今江敏晃育成コーチは二軍打撃コーチに、塩川達也一軍内野守備走塁コーチは二軍内野守備走塁コーチに、垣内哲也二軍打撃コーチは育成打撃コーチに、永井怜育成コーチは育成投手コーチに、酒井忠晴二軍内野守備バントコーチは育成守備走塁コーチに、それぞれ配置転換され、優勝、CS争いに加わるチーム作りを行っていく。
(どら増田)