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楽天がドラフト1位、早大の早川に指名挨拶「夢を与えられるよう鍛えなおす」

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石井一久GM、早川隆久

 東北楽天は10日、東京・早稲田大学戸山キャンパスにて、ドラフト1位指名した同大学の早川隆久投手に指名挨拶をした。早川は東京ヤクルト、千葉ロッテ、埼玉西武との競合の末、当たりくじを引いた石井一久GMらとともに、早稲田スポーツミュージアムで会見に臨んだ。

 「大学野球(東京六大学秋季リーグ、10季ぶり46回目の優勝)も一区切りついて身の周りの整理をしている状況ではありますが、やっと(プロ野球選手として)スタートラインに近づいているのかなと感じています。石井GMからは、「人生で一番緊張した」とおっしゃっていたドラフト会議の交渉権獲得くじを本日渡していただき、緊張しましたが、これからプロ野球の世界に飛び込むのだなという気持ちになりました。(交渉権獲得くじには)「輝き放て!」と書いてありました。その言葉のように輝ける選手になりたいと思います。(球団からの期待について)自分が入ってチームを強くすることは難しいと思いますが、チームの勝利に1つでも貢献できるような選手になることができればと思います。(プロ野球への意気込み)プロ野球に入ってからも野球をすることは当たり前で、自分は(プロ野球選手から)夢を与えてもらった立場だったので、今後はプロ野球選手として夢を与えられる選手になれるよう、鍛え直して頑張りたいと思います」と笑顔でコメント。落ち着いた雰囲気はプロ向きかもしれない。

 早川の最大の武器は最速155キロのストレート。空振り率も高く、回転軸は地面と水平に近く、回転数が多いと言われている。このストレート一本でもプロで通用すると言われているが、カット、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと多彩な変化球も持っており、基本は縦に落ちるカットを中心に、左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップとフィニッシュボールを持っているのは大きな武器だろう。

 特にチェンジアップは左打者にも投げられる上、120キロ台のカーブで緩急をつけることも可能とあって、万全の状態で春のキャンプを乗り越えれば即戦力として、他球団の脅威になる可能性は高い。

(どら増田 / 写真は球団提供)

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