2021年の4月29日に東京・大田区総合体育館で開催する。GAEAでは4月の後楽園大会のチケット購入者に対して、返金には応じているが、「そのまま持っていて欲しい」と1年後の延期を明言しており、「GAEAISMのチケットを⼤切にお持ち頂いている全てのお客様にご⼊場頂くことを第⼀に、ソーシャルディスタンスに配慮した空間で安⼼してご観戦いただける会場を選りすぐり、最終的に⼤⽥区体育館⼤会を決定いたしました」と、ソーシャルディスタンス仕様の後楽園では入り切らないと判断したようだ。
メインイベントでは、GAEA1期生、里村明衣子の愛弟子であるセンダイガールズの橋本千紘と、GAEAの創設者、長与千種の弟子であるマーベラス彩羽匠によるGAEA ISMを継承した注目のシングルマッチが発表されているが、先日、彩羽が全治10か月の重傷で長期欠場に突入しており、このカードが実現するかどうかは分からないが、この大会に向けて、GAEAの⾎を⾊濃く継ぐセンダイガールズとマーベラスの両団体で『Road to GAEAISM』が開催されることも決定している。
事務局は「横浜、川崎、代々⽊、有明…当時のビッグマッチを彷彿させる GAEA の世界観を新たに構築し、安全・安⼼頂ける環境で⼤会をお楽しみいただけるよう、選⼿・スタッフ⼀同、⼼より皆様をお迎えできればと思います」とも話しており、今見ても新鮮に見えるGAEAのビッグマッチならではのセットや演出も期待して良さそうだ。
センダイガールズ11.29後楽園大会、マーベラス11.30東京・新⽊場1stRING大会の東京⼤会2連戦より、両団体のリングで『Road to GAEAISM』と銘打った試合を開催。関係者によると、GAEAの⾎を⾊濃く継ぐ両団体によるISM闘争、その集⼤成となる来年4.29GAEAISM ⼤⽥区⼤会まで、両団体のリングで繰り広げていくことにより、GAEAの名の下、両団体に「少しでも還元したい」という。
最近では、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶が、女子プロレスの新プロジェクト、アッセンブルを提唱し、第1回に続き第2回大会もチケットが完売する盛況ぶりだった。センダイガールズもマーベラスもアッセンブルに加盟しており、北斗は引退試合をGAEAマットで行ったという縁もある。ここのラインも今後、絡むことはあるのか注視したいところ。
コロナ禍に苦しんだプロレス界だったが、かつてブームを作ったブランドの復活は想像以上に効果があるのかもしれない。
(どら増田)