事件が発生したのは8月4日。男が自宅で小学校6年生の長女に対し、髪の毛をバリカンで丸刈りにしたほか、別の日には長女の顔を足で蹴り、目の下の骨を折る全治1か月の重傷を負わせた。
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8月17日、耐えかねて家出をしていた長女を警察が保護。その際、目の下にアザがあったことや、丸刈りだったことから警察が捜査し、父親による行為であることが判明。暴行と傷害の疑いで逮捕された。
父親は長女の母親と再婚しており、ほかに3歳と1歳の子どもがいた。警察の取り調べに対して、父親は「間違いありません」と容疑を認め、「しつけだった」と話しているそう。また、父親は「長女の家の帰りが遅く、言うことを聞かないので1年くらい前から殴ったり蹴ったりした」とも供述している。一方、長女は「約束を破ったとして、何度も暴力を受けてきた」と話しているそうで、警察は日常的に虐待があった可能性も含めて調べを進めている。
異常なニュースに、「酷い虐待。いくら血の繋がりがないといっても、人間としてこんなことができるのか」「なぜこんな酷いことができるのか。しつけなはずがない。お前が警察に法律や親としてのあり方をしつけてもらえ」と怒りの声が上がる。
一方で、「母親は何をしていたのか。母にも父にも酷い仕打ちをされたら、出て行きたくなるのは当然」「母親も含めて最低の親。警察は絶対に子どもを返すな」「母親は身を挺してでも暴力を止めさせるべきではなかったのか」と母親の責任を指摘する声も出た。
骨折させられるほどの暴力を受け、誰にも頼れず家出していた小学6年生の児童は、あまりにも気の毒だ。親の責任は、とてつもなく大きい。