>>安住アナ司会の『半沢直樹』生放送特番、別の番組っぽい?「世界観が壊れる」バラエティ化心配の声も<<
トークと名場面を振り返る構成で、堺雅人、香川照之、及川光博、片岡愛之助、アンジャッシュ・児嶋一哉、番組演出の福澤克雄氏が出演。それでも、関西地区ではシリーズ初回の平均視聴率23・3%(ビデオリサーチ調べ)を上回る24・2%をマーク(関東地区は22・2%)。全話20%の大台突破記録を更新した。
同作は、男臭さも魅力。歌舞伎役者や舞台俳優といった本格的な演劇人をズラリとそろえ、社会経験ゼロの若い視聴者層を無視した番組作りを徹底している。女優では上戸彩がかわいらしさ、井川遥が艶っぽさを漂わせているが、前半の肝だった南野陽子、今後のキーウーマンとなりそうな江口のりこは、男以上のド迫力だ。
この威圧感に負けず溶け込んでいるお笑い芸人が、東京03・角田晃広と児嶋。角田は信じられない抜てきに、「撮影まではずっと緊張しちゃって。なんで俺(へのオファー)なんですか?なんて聞けない」と驚きを隠せなかったようだ。
ところが、角田と堺は10年以上前から“知り合い”だった。
「03は、飯塚悟志さんと角田さんがネタを作ります。場所は、昔も今も変わらずファミレス。当時からそこに売れっ子の堺さんもいて、台本を読んでいたそうです。挨拶程度はしていたそうですが、マネージャー同士が仲良くなって、今回の共演前から互いの舞台を観に行く関係でした」(女性週刊誌の芸能記者)
撮影で堺と2人のシーンがあったとき、本番直前に「東京03の次のライブはいつですか? 休んででも行きますよ」と言われたという。ところが、「本番!」の声が監督からかかると一変。厳しい表情にひょう変して、眉間にシワを寄せた。
役者として引く手あまたの角田。18年にはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に、昨年はNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演して、今年はTBS日曜劇場。
“半沢効果”で、役者・角田の需要は今後いっそう高まりそうだ。
(伊藤由華)