「古市氏は『身近な人から信頼を受けていない人を、果たして信じていいのかという声もある』と切り出しながら、『自民党内で評判が良くない、人気がないと言われていますけど、ご自身ではどう分析されていますか?』とぶっこんだのです。
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「これに対して、石破氏は『自民党内というより自民党国会議員と言った方がいいかもしれない』と訂正しつつ、『おかしいのはおかしいんじゃないの?と、34年間言い続けてきた。それを言われるのが“困っちゃう”という方もおられる。それはそうなんだけど、“それをここで言うなよ”ということがある。それが煙ったいというのがあるかもしれない』と、自身に対する評価について冷静に分析したのです」(芸能ライター)
また、人付き合いが悪いということについて、石破氏は「お酒は人一倍飲むし、食べ物も好き」と説明しつつ、「北海道だけでも179市町村もある。そこで誰が何を考えているんだろう、誰が何に困っているんだろう、誰が何に泣いているんだろう、それを知らないで政策は作れない」と名回答。つまり時間の制約がある中、議員との会食より、国民に会うことを優先するという考えを示したのだ。
SNS上では、あえて厳しい物言いをすることで、こうした石破氏の政治姿勢を引き出した古市氏に、「古市氏のこういうとこ好きだな」「さすが古市」「空気を読まないのって大事やなぁ・・・」「はっきりした物言いが好き」と意外にも評価が。
ちなみに、この後、古市氏は石破氏のイメージについて、「軸がある一方で永遠の反抗児という感じがする」と話し、「自民党を離れた時期もあったが、野党として自民党と戦おうとは思わないのか」とも聞いた。この時はさすがに一瞬、石破氏の表情が変わったが、同氏は「思いません」ときっぱり。「『自民党を良くしてくれよ』という思いが全国のあちこちにあるのに、自民党辞めますわという選択肢はない」と話していた。世論調査では高い支持があると言われている石破氏。新首相への逆転の一手はあるのだろうか。