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ソフトB・サファテ、股関節痛で引退危機?「一生続くものだと思いたかった」同じ故障から復活できなかった杉内の無念

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サファテ

 NPBでは広島、西武、ソフトバンクの3球団でプレーし、「27勝20敗・234セーブ・防御率1.55」といった数字を残しているソフトバンク・サファテ。6日、そのサファテが翌7日に母国アメリカに一時帰国することを複数メディアが報じた。

 2018年4月にアメリカの病院で右股関節を手術して以降一軍登板はないが、3月のオープン戦で1年ぶりの対外試合登板を果たすなど復活に向け進んでいたサファテ。ただ、報道によると7月中旬に右股関節の痛みが再発し、日常生活にも支障が出ていることから一時帰国を決断したとのこと。帰国後は手術を受けた病院で検査を受ける予定というが、場合によっては再手術に踏み切る可能性もあるという。

 >>ソフトバンク・サファテ、「もう限界」? 復帰登板“最速144キロ”が波紋、工藤監督は「投げられたことが収穫」と評価<<

 名球会入りまで残り16セーブに迫っている元守護神の帰国報道を受け、ネット上には「日常生活に支障とか相当状態悪そう」、「再手術になったら最悪来年も復帰できないかも」といった心配の声が多数寄せられた。一部では「この調子だと杉内の二の舞になりそう」、「杉内のようにこのまま復活できず引退してしまうのか…」といったコメントも見受けられた。

 コメントで挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク、巨人で活躍した杉内俊哉(現巨人二軍投手コーチ)。現役時代に「142勝77敗・防御率2.95」といった成績を残した投手だが、サファテと同じ股関節の故障で引退に追い込まれている。

 杉内が股関節の故障に苦しみ始めたのは2015年シーズンからのこと。当時巨人移籍4年目で34歳の杉内は、前年まで3年連続で2ケタ勝利をクリア。計算の立つ先発として、この年も活躍に期待が寄せられていた。

 しかし、ソフトバンク時代から抱えていたという右股関節痛が同年に入ってから悪化し、「6勝6敗・防御率3.95」という成績を残していた同年7月23日に一軍登録から抹消。勤続疲労が原因ともいわれるアクシデントにより、その後再昇格はできないままオフに手術を受けた。当時の報道では手術は球界では前例がほとんどないほど大規模なもので、復帰時期も不明の見通しであると伝えられている。

 その見通しの通り杉内の離脱期間は長期にわたり、2016年7月に三軍戦でようやく実戦復帰。ただ、同年の一軍登板はなかったものの、翌2017年はオープン戦での登板も果たすなど着実に復活への歩みを進めていた。

 ところが、手術以降の登板で股関節をかばいながら投げていたことが災いし、杉内は2017年4月に左肩痛にも見舞われてしまう。2つ目の故障を抱えてしまった杉内は同年、そして翌2018年も一軍に復帰できないまま、9月12日に同年限りでの引退を表明。会見では「プロ野球選手が一生続くものだと思いたかった」と、37歳での引退に無念さを吐露している。

 杉内は引退後の翌2019年から巨人で指導者に転身したが、現在自身の体には人工股関節が埋め込まれているとのこと。また、今年初めの報道では「人工股関節を20年間入れ続ける。ダメになったらまた入れ替える」と、人工股関節の使用は長期にわたると口にしたことも伝えられている。

 球界ではひじや肩に比べ股関節の故障の事例は少ないが、満足に投げられないまま引退という致命傷になるリスクは高い上、杉内のようにフォームの乱れから他の故障を抱えるケースも少なくない。実際、2011年オフに右股関節の手術を受けた巨人・久保裕也(現楽天)も、翌2012年4月に右ひじ痛を発症。翌5月にはトミー・ジョン手術を余儀なくされている。

 サファテは7日、自身のFadebookに「私にとって最後の試合は既に終えた」と現役引退を示唆するような内容を投稿している。球団からはまだ何も発表されてはいないが、杉内と同じくこのまま無念の引退となってしまうのだろうか。

文 / 柴田雅人

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