杉内俊哉
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スポーツ 2022年01月31日 20時45分
巨人・阿部コーチ、二軍選手の生意気発言に呆れ?「夢は大きくていいんだけど…」若手指導の気苦労明かし驚きの声
野球解説者・谷繁元信氏(元中日監督)の公式YouTubeチャンネルに、巨人・阿部慎之助一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチが登場。30日に投稿された動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で阿部コーチは、2020~2021年にかけて務めた二軍監督時代の話を明かした。現役を引退した2019年オフにそのまま二軍監督に就任した経緯や、二軍選手を指導する難しさなどを語った。 >>巨人・阿部コーチが後輩に激怒! 林氏が試合中の信じられない行動暴露、「見えないならタイム取れよ」ドン引きの声も<< 2014~2016年に中日監督を務めた谷繁氏が、「目標に達するために自分が何をしなきゃいけないかって考えると、おのずとやらなきゃいけないと思うのね。だよね? なんでそれを彼たちは分からないのか。俺いっつも思ってたの」と、目標は高い一方で具体的な方法を考えていない選手が少なくなかったと監督時代に感じていた疑問を語った。 この疑問に阿部コーチは「僕も辞書にはない言葉を作ったんですよ。“考動”、考えて動く(という言葉)。ないんですよ熟語に。けどそれを二軍のスローガンにして“考えて動く”、“動いて考える”っていうのでやったんですけど、谷繁さんが今言われた通りですよね。目標を大きく持つのはいいんですけど」と、巨人の二軍選手の中にも目標ばかりが先行している選手がいると同調した。 阿部コーチが、ある日「二軍でちょこちょこしか試合出てない子」に尋ねたところ、その選手が「(一軍で)3割30本です」と目標を挙げたという。「(聞いた瞬間は)『えっ?』みたいな感じでしたね」、「夢は大きくていいよ、大きくていいんだけども、じゃあそれをするために段階があるんだぜ。っていうのまで教えなきゃいけないんだって思いながら(聞いてた)」と、掲げた目標と現状のギャップに内心あ然としたそうで、これを聞いた谷繁氏も「そうなのよ。そこなのよ。苦労するんだよ」とうなずいていた。 この阿部コーチの発言を受け、ネット上には「一軍レギュラーで3割30本が目標なら分かるけど、二軍の半レギュラーの立場で言っても『無理だろ』としか思えんな」、「物事には順序があるっていうのを分かってない選手そんなにいるのかよ」と呆れ声が相次いだ。一方、「杉内もYouTubeばっか見てるって愚痴ってたし、巨人の若手は一体どうなってるんだ」、「YouTubeで得た情報を信用しがちっていう杉内の話と合わせるとヤバさがさらに増すな」と同僚・杉内俊哉三軍投手コーチを引き合いに出したコメントも多数みられた。 「杉内コーチは過去に巨人の若手選手について、指導者が年単位で指導してきた内容よりも、YouTube動画を数分視聴して得た情報の方を信用している選手が少なくないと苦言を呈しています。また、同コーチは31日の『zakzak』(産経デジタル)の記事内では『ちょっとやってみて結果が出なかったら次に頼る。そうしてフォームがコロコロ変わっていく』と、YouTubeの情報を優先した結果フォームを崩している選手もいることも明かしています」(野球ライター) 2名のコーチからそれぞれ苦言を呈されている巨人の若手選手。ただ、一部からは「現状がどうであれ自分で目標立てて、それをモチベに日々を過ごしてるならいいことなのでは?」と若手を擁護する声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について谷繁元信氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC64uGOYi7v1ClET3GJVlYyA
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スポーツ 2021年04月17日 11時00分
降板投手の“暴力行為”に球団が大激怒! ベンチで起こった衝撃のアクシデント、日本ハム・中田の転倒負傷はまだマシだった?
これまで日本ハム一筋(2008-)でプレーし、「1422試合・.252・257本・937打点・1325安打」といった数字を残しているプロ14年目・31歳の中田翔。7日・ソフトバンク戦中に右目を負傷したアクシデントが多くのプロ野球ファンの間で話題となった。 中田は「4番・一塁」でスタメン出場したが5回裏1死一、二塁の場面で空振り三振を喫した後ベンチでバットをたたき折り、その後6回表の守備から途中交代。一夜明けた8日の試合前練習に、なぜか右目のまぶた付近を大きく腫らした状態で参加した。 この中田の負傷について、チームを率いる栗山監督は前日にバットを折った直後、ベンチ裏でつまずいて転倒したことが原因と報道陣に説明。また、6回表からの途中交代はこの負傷が原因であったことを明かした。 8日の試合を欠場後9日からスタメンに復帰したが、ネット上には「ベンチで暴れた後に転倒負傷って何やってんだよ」、「チームの士気を乱すような行動は慎んでほしい」といった苦言や批判の声が挙がった。ただ、過去の球界では中田がかわいく思えるような行動をベンチ内で起こし、結果チームに大迷惑をかけてしまった選手たちがいる。 >>日本ハム・中田の右目負傷に疑惑の声「ないとは思うがどう見ても…」 ベンチ裏での転倒が原因? 栗山監督の説明が物議を醸すワケ<< 1989年に阪神が獲得した助っ人・フィルダーは、同年8月終了時点で36本塁打をマークするなど主軸としてチームを牽引。ところが、9月14日・巨人戦で空振り三振を喫したことに激昂しベンチ内でバットをたたきつけたところ、そのバットが跳ね返り右手に直撃してしまった。 フィルダーは同戦までに「.308・38本・81打点」と好成績を残していたが、バット直撃で右手小指を骨折してシーズンを棒に振ることに。また、この一件が関係したかは不明だが、シーズンオフに阪神との契約延長交渉がまとまらず同年限りで退団となっている。 現在巨人で一軍投手コーチを務める杉内俊哉は、ダイエー時代の2004年にベンチで大暴れし球団の怒りを買っている。同年6月1日・ロッテ戦に先発した杉内は、2回まで7点を失う大乱調。すると、不甲斐ない投球に感情を抑えられなかったのか、2回表が終了しベンチに戻った直後、突如としてベンチを両手で殴りつけた。 ベンチを殴った直後から両手が赤く腫れ上がった杉内は、途中降板して病院に直行したところ「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断されてしまう。これを受けた球団は杉内に「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」と重いペナルティを科した。なお、その後杉内はレギュラーシーズン中には復帰できず(ポストシーズンでは復帰)、最終成績も「2勝3敗・防御率6.90」とサッパリだった。 杉内がベンチを殴り負傷してから約15年後の2019年には、DeNA・パットンがベンチ内の冷蔵庫を殴りつける騒ぎを起こしている。同年8月3日・巨人戦で登板したパットンは、1アウトも取れないまま2点リードを同点に追いつかれ降板。ベンチに戻ったパットンは、そのままベンチ内に設置されていた冷蔵庫を両手で複数回殴打した。 パットンはこの行動により「右手第5中手手根関節の脱臼骨折」を負い、治療のため戦列を離れ母国アメリカに一時帰国。結果的にレギュラーシーズンを棒に振るはめとなった(ポストシーズンでは復帰)。当然球団側もこの問題行動を見過ごすことはなく、パットンに罰金500万円の処分を下している。 一時の怒りに身を任せた結果、全員長期離脱をしいられる結果を招いた3名。欠場が1日だけで済み、球団から特にペナルティも科されなかった中田は逆に幸運だったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月07日 20時45分
ソフトB・和田は遊びに誘いづらかった? 斉藤氏・新垣コーチの暴露に反響「プロ意識高くて凄い」
元ソフトバンクで野球解説者の斉藤和巳氏が6日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で斉藤氏はゲスト出演したソフトバンク・新垣渚ジュニアアカデミーコーチと共に、お互い先発として活躍したダイエー・ソフトバンク時代の思い出を中心にトーク。また和田毅と巨人・杉内俊哉一軍投手コーチを含め“ホークス4本柱”と称されていた2003~2007年ごろのそれぞれの交流についても振り返った。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 話題になっているのは、和田との交流についての両者の発言。斉藤氏は新垣コーチや杉内コーチとは頻繁に食事や飲みに行っていた印象は強いとする一方、「逆にワッチとはあまりない」と和田と行動を共にすることはあまりなかったと暴露。斉藤氏の言葉を受けた新垣コーチも「誘いにくいっすよね」と、自身も和田を食事や飲みに誘うことはあまりなかったと同調した。 和田を誘わなかった理由について、新垣コーチは「僕が(ペースを)乱しちゃダメだなって(思わせる雰囲気の選手だった)」と発言。自身が邪魔をしてはいけないと思わせるほど、和田がコンディション調整や体のケアに真摯に取り組む選手だったからだと説明した。 これを聞いた斉藤氏も、「確かにワッチはそういうとこある」、「(試合でうまく)投げるためだけに時間を使ってるっていう(か)、無駄な時間を使ってない感じがした」とコメント。和田は常に試合で好投することを最優先に日々を過ごす選手だったと語っていた。 和田に対する両名の発言を受け、ネット上には「プロ意識高くて凄いな」、「常に試合のことを考える姿勢は尊敬できる」、「だから和田は息が長いのか、去年も随分勝ってたしな」、「斉藤、新垣が気が引けるって言うんだから相当真剣に日々を過ごしてたんだろうなあ」、「和田が今でも最前線で投げられてる理由が感じられる貴重な話だ」といった反応が多数寄せられている。 「今回話題に挙がった和田はこれまでダイエー・ソフトバンク(2003-2011,2016-)、オリオールズ(2012-2013/マイナー)、カブス(2014-2015)でプレーしているプロ19年目・39歳のベテラン。既に4本柱の中では最も現役生活が長くなっていますが、昨季も『16登板・8勝1敗・防御率2.94』と衰えを感じさせない投球を見せています。その和田が若手時代から自分を厳しく律していたという両名の発言を受け、『それで未だに衰えないのか』と納得しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 毎年1月に行う自主トレでは、現在でも帯同する若手に引けを取らないほどの練習量を維持していると度々伝えられている和田。プロ入り当初から真摯にコンディション調整に努めてきたことが、現在でも第一線で投げられている大きな理由の一つなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について斉藤和巳氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCPZTIne5_lbA02WroeXhJtQ
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スポーツ 2020年12月28日 17時00分
巨人若手へのスパルタ指導に「まじモチベ下がるわ」 元巨人・笠原氏が杉内コーチに苦言、阿部二軍監督の“罰走予告”にもクレーム?
元巨人・笠原将生氏が28日に自身の公式ツイッターに投稿。巨人・杉内俊哉一軍投手コーチの指導方針に苦言を呈した。 笠原氏は、巨人が今年の日本シリーズで4連敗を喫したことを踏まえ、杉内コーチが来年からチームの若手投手に走り込みやウェートを厳しく課す意向を口にしたことを伝えた『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版)の記事リンクを投稿。 同時に、「(2軍選手)負けたの1軍やろ?まじ何してんの1軍 あーまじモチベ下がるわー 1軍が走っとけや」、「これがリアルな声」とツイート。一軍の日シリ敗戦を理由に二軍も含めたスパルタ指導を行うようなら、二軍選手のモチベーション低下は避けられないのではと苦言を呈した。 今回の投稿を受け、ネット上には「確かにとばっちりを受けたと感じて士気を下げる選手が出る可能性はゼロではない気がする」、「連帯責任を理不尽と捉える選手もいないとはいえないな」といた賛同の声が寄せられる一方、「去年も含めたら日シリ8連敗中なんだからこれぐらいは当たり前だろ」、「菅野(智之)が抜ける可能性あるし、少々強引にでも投手陣底上げしないとリーグ優勝すら危うくなる」と反発も挙がっている。 一方、「笠原はやらされる指導が嫌いなのか?この間も阿部(慎之助)二軍監督に噛みついてたし」、「杉内や阿部を批判する理由は一体何なんだ?現役時代になにか恨みでもあったのか?」といったコメントも複数見受けられた。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 「今回杉内コーチの指導方針に物申した笠原氏ですが、12日には阿部二軍監督の発言にも自身のツイッターを通じて苦言を呈しています。阿部二軍監督は11日に両国国技館で行われた『読売巨人軍2020シーズン感謝祭』でのトークショーで、来季も不甲斐ない二軍選手には容赦なく罰走させると発言。これに笠原氏は『川相(昌弘)さんが2軍で監督時に 罰走させてた時、あなた「高校野球じゃねぇんだから」って笑いながら言ってましたよ?』、『指導者になると考え方変わるの? 全力で指揮官に向いてないです』と反発しています」(野球ライター) 2009年から2015年まで巨人でプレーし、「80登板・7勝1敗3ホールド1セーブ・防御率4.34」と傑出した数字は残せなかった笠原氏。野球賭博への関与が発覚して2015年11月に球界を去っているが、もしかするとそれまでの現役生活での不満が現首脳陣への反発につながっているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____
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スポーツ 2020年11月29日 17時00分
中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い? 契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も
今季「.305・7本・46打点・120安打」をマークし、チームの8年ぶりAクラス入りに大きく貢献した中日のプロ9年目・26歳の高橋周平。その高橋が26日の契約更改時に口にしたコメントがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 この日チームの二軍本拠地であるナゴヤ球場で契約更改に臨んだ高橋は、2000万円アップの年俸8000万円(推定)でサイン。ただ、8500万円を希望していたという高橋は、更改後の会見で「もう少し上がるかなと思った」と球団側の提示に不満顔。サインこそしたものの「Aクラスに入った。自分も3割打ちました、となったら、やっぱり言いたいこともある。言える歳でもある」と、交渉の席では球団側に物申したことを示唆していた。 「優勝したら給料を上げてくれると言われたので優勝したい」と来オフのリベンジも誓った高橋に対し、ネット上には「初めての3割だし確かにもう一声あってもよかった」、「来オフ球団に好き勝手言えるようにぜひ優勝してくれ」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「契約更改での選手の恨み節を聞くとオフシーズン本格到来って感じがするな」、「今年は過去に匹敵するような名言は飛び出すんだろうか」といったコメントも見られた。 評価の表れでもある年俸を巡り、選手と球団が膝を突き合わせて交渉する真剣勝負の場である契約更改。近年は交渉日までに事前交渉を行うことが一般的なため昔に比べて波風が立つようなことは減ってきているが、それでも球団に痛烈な不満を述べ話題となった選手は少なからず存在する。 >>日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」球界が変わるきっかけに?賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”<< 「もらった祝儀袋の中身が図書券だった感じ」と独特の表現で球団に憤ったのが、2005年オフの横浜・佐伯貴弘。同年の佐伯は全146試合に4番として出場し「.272・19本・88打点・157安打」といった数字を残したが、球団が現状維持の年俸1億3000万円(同)を提示したことを受け図書券を引き合いに出し不満をあらわに。当時のファンは「よく分からない例え」とあまりピンときていなかったというが、それなりに効果はあったのか後の交渉では1000万円アップの年俸1億4000万円(同)でサインしている。 現在巨人で投手コーチを務める杉内俊哉は、現役・ソフトバンク時代の2010年オフに強烈な皮肉を言い放っている。杉内は同年「16勝7敗・防御率3.55」と4年連続2ケタ勝利をマークしたが、契約更改では5000万円アップの年俸3億5000万円(同)を保留。外部獲得選手には大金を惜しまない一方、継続して活躍してきた選手への評価が反映されにくい成果報酬型の査定を採用していた球団に対し、杉内は「携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて既存の人にはそのまま」と親会社の事業も絡めて不満を爆発させた。 ファンの間で「確かに外様優遇、生え抜き軽視は良くない」、「球団のみならず親会社まで批判するような選手はいらない」と賛否を呼んだこの発言を受け、球団は急きょ笠井和彦オーナー代行兼社長(当時)が交渉に乗り出し説得。これにより態度を軟化させた杉内は、当初提示の年俸額でサインしている。 球団への恨み節が、ファンの間で物議を醸すことになったのは2012年オフのDeNA・細山田武史。この年の細山田は一軍未出場に終わったこともあり、球団から1100万円ダウンの年俸600万円(同)の提示を受ける。これをのんだ細山田は「これから食事は松屋か吉野家にする」と牛丼屋通いで食費を節約する旨を口にしたが、ファンからは「牛丼屋に行けば安上がりというのは金銭感覚がおかしい」、「多くのファンはそれより低い収入で頑張ってるのにバカにしてるのか」とひんしゅくを買ってしまった。 今季はコロナ禍の影響でどの球団も収益が悪化しているため、交渉が難航する選手も例年に比べ増加するとみられている契約更改。果たして、ファンの注目を一手に集める名言・珍言を生む選手は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月12日 11時00分
ダイエー投手がベンチを両手で殴打!「利き手はやめろ!」女房役が絶叫、600万円を失った球団激怒の負傷劇
4日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「4-3」で楽天が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが楽天・則本昂大の途中降板だった。 同戦に先発した則本は3回を投げ2失点と不安定な立ち上がりを見せたが、ここから中盤戦という4回表に交代を告げられた。則本は3回裏の自軍攻撃中に4回に向けベンチ前でキャッチボールを行っていたが、報道ではその3回裏の最中にベンチ裏で転倒して右手を切ったため降板したと伝えられた。ただ、怪我の程度については不明のまま則本は翌5日に登録抹消されており、さらにチームの伊藤智仁一軍投手チーフコーチが長期離脱の可能性を示唆していることも報じられている。 今シーズンここまで5勝を挙げているエースのアクシデントに、ネット上には心配の声が多数寄せられた。一方、3回裏にキャッチボールを行う則本は右手の甲、具体的には人差し指と中指の第3関節あたりから流血していたため、「転倒してあそこを切るっておかしくない?手のひらとかなら分かるけど」、「昔の杉内みたいに何かものを殴った可能性もあるな」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク(2002-2011)、巨人(2012−2018)でプレーした左腕・杉内俊哉。39歳となった現在は巨人二軍投手コーチを務めているが、ダイエー時代の2004年に試合中にベンチを殴打し怪我を負ったことがある。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 2004年6月1日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたダイエー対ロッテの一戦。同戦に先発した当時プロ3年目・23歳の杉内だが、2回までに7点を失うなど大乱調。早々に相手に主導権を明け渡す不本意な投球となった。 事件が起こったのは、2回表が終了した直後。ベンチに戻った杉内は自身の不甲斐ない投球に怒りが抑えられなかったのか、身に着けていた帽子とグローブを壁や地面にたたき付ける。さらに、それだけでは収まらず、利き手である左手をベンチに振りかざした。 この様子を目の前で見ていた捕手・城島健司は、「利き手はやめろ!」と杉内を制止。しかし、杉内は城島の言葉に耳を貸すことなく左手でベンチを殴り付け、直後に右手でももう一発ベンチを殴った。 すると、この直後から両手が赤く腫れ上がったため、杉内は途中降板し病院へ直行。検査の結果「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断され、結果的に同年はレギュラーシーズンで一軍に復帰することはできなかった(ポストシーズンでは復帰)。 「6-13」で敗北した試合後、当時の王監督は「こういうことはあってはならない。何のために選手をやっているんだ。絶対にやってはならない」と杉内に激怒。また、球団も「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」という重い処分を科すなど、杉内の一時の怒りは多方面に波紋を広げることとなった。 負傷直後に「ばかなことをした」と後悔したことも当時伝えられた杉内だが、2018年9月12日の引退会見の中で知られざるエピソードを明かしている。杉内によると、負傷直後は自責の念に強く駆られていたというが、報道陣の前で激怒した王監督が裏で「杉内はそういう闘志がある」と熱い気持ちについては買ってくれたとのこと。「また次のチャンスを与えようとしてくださった。そのおかげで今の僕があると思う」と当時を振り返り王監督に感謝した杉内は、現役17年間で142勝を挙げるなど投手として大成している。 今回の則本の件は負傷時の詳細が明かされていないため、杉内と同じようにベンチを殴ったかどうかは定かではない。ただ、則本は闘志を全面に出した投球を持ち味とする投手のため、熱い気持ちがあだとなった杉内と重ね合わせたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月09日 11時00分
ソフトB・サファテ、股関節痛で引退危機?「一生続くものだと思いたかった」同じ故障から復活できなかった杉内の無念
NPBでは広島、西武、ソフトバンクの3球団でプレーし、「27勝20敗・234セーブ・防御率1.55」といった数字を残しているソフトバンク・サファテ。6日、そのサファテが翌7日に母国アメリカに一時帰国することを複数メディアが報じた。 2018年4月にアメリカの病院で右股関節を手術して以降一軍登板はないが、3月のオープン戦で1年ぶりの対外試合登板を果たすなど復活に向け進んでいたサファテ。ただ、報道によると7月中旬に右股関節の痛みが再発し、日常生活にも支障が出ていることから一時帰国を決断したとのこと。帰国後は手術を受けた病院で検査を受ける予定というが、場合によっては再手術に踏み切る可能性もあるという。 >>ソフトバンク・サファテ、「もう限界」? 復帰登板“最速144キロ”が波紋、工藤監督は「投げられたことが収穫」と評価<< 名球会入りまで残り16セーブに迫っている元守護神の帰国報道を受け、ネット上には「日常生活に支障とか相当状態悪そう」、「再手術になったら最悪来年も復帰できないかも」といった心配の声が多数寄せられた。一部では「この調子だと杉内の二の舞になりそう」、「杉内のようにこのまま復活できず引退してしまうのか…」といったコメントも見受けられた。 コメントで挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク、巨人で活躍した杉内俊哉(現巨人二軍投手コーチ)。現役時代に「142勝77敗・防御率2.95」といった成績を残した投手だが、サファテと同じ股関節の故障で引退に追い込まれている。 杉内が股関節の故障に苦しみ始めたのは2015年シーズンからのこと。当時巨人移籍4年目で34歳の杉内は、前年まで3年連続で2ケタ勝利をクリア。計算の立つ先発として、この年も活躍に期待が寄せられていた。 しかし、ソフトバンク時代から抱えていたという右股関節痛が同年に入ってから悪化し、「6勝6敗・防御率3.95」という成績を残していた同年7月23日に一軍登録から抹消。勤続疲労が原因ともいわれるアクシデントにより、その後再昇格はできないままオフに手術を受けた。当時の報道では手術は球界では前例がほとんどないほど大規模なもので、復帰時期も不明の見通しであると伝えられている。 その見通しの通り杉内の離脱期間は長期にわたり、2016年7月に三軍戦でようやく実戦復帰。ただ、同年の一軍登板はなかったものの、翌2017年はオープン戦での登板も果たすなど着実に復活への歩みを進めていた。 ところが、手術以降の登板で股関節をかばいながら投げていたことが災いし、杉内は2017年4月に左肩痛にも見舞われてしまう。2つ目の故障を抱えてしまった杉内は同年、そして翌2018年も一軍に復帰できないまま、9月12日に同年限りでの引退を表明。会見では「プロ野球選手が一生続くものだと思いたかった」と、37歳での引退に無念さを吐露している。 杉内は引退後の翌2019年から巨人で指導者に転身したが、現在自身の体には人工股関節が埋め込まれているとのこと。また、今年初めの報道では「人工股関節を20年間入れ続ける。ダメになったらまた入れ替える」と、人工股関節の使用は長期にわたると口にしたことも伝えられている。 球界ではひじや肩に比べ股関節の故障の事例は少ないが、満足に投げられないまま引退という致命傷になるリスクは高い上、杉内のようにフォームの乱れから他の故障を抱えるケースも少なくない。実際、2011年オフに右股関節の手術を受けた巨人・久保裕也(現楽天)も、翌2012年4月に右ひじ痛を発症。翌5月にはトミー・ジョン手術を余儀なくされている。 サファテは7日、自身のFadebookに「私にとって最後の試合は既に終えた」と現役引退を示唆するような内容を投稿している。球団からはまだ何も発表されてはいないが、杉内と同じくこのまま無念の引退となってしまうのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ
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