今回の動画で里崎氏は、6月30日~7月2日の各球団の戦いぶりをそれぞれ解説。この期間の阪神は中日相手に3連敗を喫しているが、里崎氏は自身が気になった選手やプレーについて解説した。
話題となっているのは、今後の阪神の課題についての発言。里崎氏は3連敗を喫する中で浮上した課題として「MBS(マルテ、ボーア、サンズ)砲をどうするか」と指摘。この3名の3連戦中の打率は、マルテが「.182」、ボーアが「.200」、サンズが「.200」といずれも低打率だった。
里崎氏は「あの3人はもう(スタメンに)並べない方がいい」と同時起用に苦言を呈した上で、「マルテ、ボーアのどちらかを引っ込めて大山を出そう」と提案。大山悠輔はここまで主に代打として打率「.250」をマークしている選手だが、里崎氏は「それが阪神の一番の起爆剤なような気がしてならない。今の流れを変えられるのは大山じゃないかな(と思う)」とスタメンに固定すべきと主張した。
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今回の動画を受け、ネット上には「里崎よく言ってくれた、首脳陣が考え変えるまでもっと言ってやってくれ」、「確かに他チームのファンからしても、阪神が何で大山を使わないのかは謎でしかない」、「マルテはまだ打ってる方だからいいけど、ボーアとサンズのどちらかは外して大山を使った方が絶対にいい影響がある」、「そもそも実績のある大山を開幕から控え扱いにしてるのが不満、わざと負けにいってるとしか思えないから首脳陣は早く目を覚ませ」といった賛同の声が多数寄せられている。
「里崎氏がスタメン固定すべきと主張した大山は、昨シーズン一塁手、三塁手として全試合に出場し、チームトップの14本塁打をマークした主力選手。しかし、今シーズンは首脳陣が大山とポジションが被る助っ人たちを優先的に起用しているため、開幕からここまで控え扱いが続きまともに使われてはいません。これで助っ人たちが本塁打を量産していたら話は違ったでしょうが、2日終了時点でMBS砲の3名はそれぞれ1本ずつしか本塁打を打てていません。多くのファンが『大山を使った方がよっぽどいい』と考えるのも無理はないでしょう」(野球ライター)
首脳陣はここまでMBSの3名を積極起用しているが、チームは2日終了時点で「2勝10敗・勝率.200」と断トツの最下位に沈んでいる。里崎氏の発言に賛同が集まったのは、それだけ首脳陣に不満を抱くファンが多いことの裏返しなのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww