▼24日 東京・神宮球場(無観客試合)
東京ヤクルト 6-1 阪神(2回戦)
※ヤクルト1勝1敗
前日、阪神に敗れ2連敗中のヤクルトだが、初回、山崎晃大朗のタイムリーなどで、阪神先発のガンケルから3点を先制する。山崎は「良い流れで回ってきましたし、得点圏だったのでコンパクトに打つことを心掛けました。流れに乗って打つことが出来ました」と試合の流れに乗っていけたことを振り返っているが、山崎は5回にもタイムリーを放ち、「チャンスでしたし、流れ的に追加点が欲しい場面でしたので必死に食らいついて打ちにいきました。なんとか返せて良かったです」と絶好調。
さらに6回には、ポイントゲッターである坂口智隆の第1号ホームランまで飛び出した。坂口は「打ったのはスライダーです。とにかく塁に出ることを考えて打席に入りました。良い角度で上がってくれて良い結果になって良かったです」とコメント。開幕してまだ5試合しか経っていないが、打率.444と今年はいいスタートを切ったと言ってもいいだろう。
投げては先発のスアレスが6回を85球、被安打2、1失点の好投。「今年初登板で緊張が伝わってくるが、球の走りもいいし落ち着いて投げている。気合が空回りせず、この後も冷静に投げてほしい」と、序盤の投球を見て分析していた斎藤隆投手コーチの期待に応えたスアレスは「6回3失点以内のクオリティースタートを目標にしているので、今日もそれが出来て良かった。嶋(基宏捕手)と試合中もしっかりコミュニケーションが取れていたので、ピンチの場面でも嶋のリードを信じて投げることが出来ました。すごく気分がいいです」と阪神打線を黙らせた自身のピッチングに満足している様子だった。
このカードは25日も行われ、ヤクルトは高梨裕稔、阪神は秋山拓巳が予告先発として発表されている。
(どら増田)