第51話は、娘の華が生まれ、4か月が経った頃が描かれ、音(二階堂ふみ)は炊事洗濯や育児に追われるが、裕一(窪田正孝)は作曲よりも娘に夢中の毎日。そんなある日、恩師の藤堂先生(森山直太朗)から福島の小学校の校歌を作曲してほしいという手紙が届く。裕一は音に励まされ、曲を作るのだが――というストーリーが描かれた。
裕一の娘への溺愛っぷりが描かれた今話だが、視聴者からは藤丸(井上希美)の描き方について疑問の声が集まっている。
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「藤丸のモデルとなった歌手の音丸は、裕一のモデルとなった古関裕而が手掛けた曲『船頭可愛や』の大ヒットで売れっ子歌手に。その後、『船頭可愛や』は双浦環(柴咲コウ)のモデルとなった三浦環にカバーされ、クラシックレーベルからリリースされています。しかし、本作では藤丸盤はまったく売れず。環のカバーレコードのみ売れたという展開になっており、今話では藤丸が鉄男(中村蒼)が営むおでん屋で『「船頭可愛や」はもともと私の歌なのよ。なのに売れたのは三浦環さんのおかげ!? 納得できない!』『バカヤロー! 「船頭可愛や」は私の歌!』などとクダを巻いたり叫んだりしていました。ファンの間では『下駄屋の娘』と呼ばれている藤丸ですが、昭和初期にも関わらずおでん屋で飲んだくれているという扱いに、朝ドラファンからは『史実の売れ行きを変えた上に藤丸さんにキレさせるって何がしたいんだ』『下駄屋の娘をあんな風に落とす必要があるのか?』『あんなクダを巻くために作られたキャラだったの…?』という苦言が殺到。「モデルにも失礼だ」という批判が続いています」(ドラマライター)
また、恩師の藤堂も久々の登場となったが、藤堂と言えば第27話で「教師を辞めるかもしれない」と明かし、裕一に「何かを成し遂げたいなら何かを捨てなければならない」と話していたにも関わらず、まだ教師を続けている様子。これに対しても「教師辞める話いつ無しになったんだ」「裕一のためだけに教師辞めそうになったり続けてたりするって都合良過ぎる」という冷たい声が集まっていた。
整合性のないストーリーに、多くの疑問の声が集まってしまっていた。