第46話は、音(二階堂ふみ)の音楽学校で記念公演に向け、「椿姫」の稽古が始まる。千鶴子(小南満佑子)との争いの末に主役に選ばれた音は、双浦環(柴咲コウ)から自分に足りない技術を死ぬ気で磨くように激励される。一方、古山家には裕一(窪田正孝)と一緒に「福島行進曲」を作った鉄男(中村蒼)が訪れる。鉄男は作詞家になる夢を叶えるために、思い切って新聞社の仕事を辞め、福島から上京してきたと語り――という展開が描かれた。
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今話では、視聴者からのツッコミが集まった場面があったという。
「仕事ぶりが評価されていた福島の新聞社を辞めて上京してきた鉄男でしたが、前週通して描かれていたのは、鉄男と希穂子(入山法子)の悲恋。二人はかつて交際していたものの、自身の娘と鉄男を結婚させたいと考えた新聞社の社長が、希穂子に金を包んで別れるよう頼み、希穂子は鉄男を想って身を引くことに。事情を知らない鉄男は希穂子を東京まで探しに来たものの、希穂子は最後まで鉄男を拒絶し、音はそこで自身の音楽に必要な恋愛の機微について学ぶという展開でした。しかし、第46話なって、鉄男はあっさりと令嬢との結婚を蹴り、新聞社を退社したことで、『先週のストーリーなんだったの…?』『二人の恋愛のドタバタが音の審査のためだけに作られた展開だったとしか思えない』といった厳しい声が集まっていました」(ドラマライター)
また、この展開に鉄男の周囲の人々に同情が集まっているという。
「結局新聞社を辞めたことで、希穂子が苦しい思いをしながら鉄男を諦めたことが無意味に。さらに新聞社の社長も、お金まで払って鉄男と希穂子を別れさせたにも関わらず、結局令嬢との結婚はなくなってしまったため、『手切れ金まったく意味ないじゃん』『本当は悪役になるはずの新聞社の社長すら可哀想』という声が集まっていました。今話では、希穂子についての話題も上がらなかったため、『再登場なしだったら本当に可哀想…』『何一つ報われないんだとしたら気の毒すぎる』と言った同情が殺到。整合性のない展開に困惑が集まってしまったようです」(同)
結局結ばれずに終わった二人だったが、果たして希穂子の再登場はあるのだろうか――。