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『エール』、ヒロインの妊娠・出産に朝ドラファン悲鳴?『なつぞら』の悪夢を思い出す声も

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広瀬すず

 NHK連続テレビ小説『エール』の第50話が5日に放送された。

 第50話は、妊娠しつわりで体調がすぐれない音(二階堂ふみ)に裕一(窪田正孝)は、体を大事にすることが一番だと練習を休むことを勧めるが、音は機嫌を悪くしてしまう。その後も練習に参加できない日々が続いたある日、裕一が出掛けた隙に音がいなくなってしまう。あちこち探し回った裕一はある場所で音の姿を見つけ――というストーリーが描かれた。

 ​>>『エール』、ヒロインが「仕事をしながら妊娠、出産」悩むも共感を得られなかったワケ<<​​​

 「妊娠で上手く歌うことができなくなった音は、夜の学校で一人練習するも上手く歌えず。それを見た裕一が『そんな歌しか歌えないんじゃ、お客さんにも失礼だ』と音を諭す場面がありました。この言葉に裕一をビンタする音でしたが、妊娠の嬉しさと夢を諦めなければならない現実の狭間で惑う音に裕一は、『その夢、僕に預けてくんないか?』と提案。いつか自身が作った曲を音に大きな場面で歌ってほしいと明かし、音を支えていくことを決意していました。しかし、裕一に正論を言われてビンタまでする音に、視聴者からは『なんでこんなにヒステリーなんだろう』『夫の頬叩くって…』と呆れ声が噴出。ヒロインの好感度がまた下がる事態となってしまいました」(ドラマライター)

 また、この一幕に、19年放送の『なつぞら』を重ね合わせた朝ドラファンも多くいるという。
 「『なつぞら』のヒロイン・なつ(広瀬すず)も、夫との子どもを妊娠した際、第一線から降ろされるという、勤めていたアニメ制作会社の風潮に猛抗議。結果、夫である坂場(中川大志)が中心に育児を行い、なつは仕事を続けられることになりました。そのような経緯があり、今回の『エール』の展開にネットからは『強欲で自己中なヒロインと虐げられてるかのように献身的な夫の図がなつぞらと全く一緒』『妊娠・出産が“乗り越えなければならないこと”になってて、なつぞらと同じ展開でうんざりする』『夫婦支え合っていくのはいいけど、子どもを邪魔扱いするから視聴者に批判されるって「なつぞら」で学ばなかったのか』といった指摘が殺到することに。妊娠がヒロインの悩みとなってしまうような描き方に、多くの朝ドラファンが疑問を抱いていました」(同)

 朝ドラファンによって、決して良作とは言えない『なつぞら』。同じ道を歩んでしまうのだろうか――。

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