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『エール』に「モデルに失礼すぎる」「恩人を悪役にするのはひどい」の声 またも史実を改悪?

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窪田正孝

 NHK連続テレビ小説『エール』の第48話が3日に放送された。
 第48話は、高梨一太郎(ノゾエ征爾)の詞に裕一(窪田正孝)が曲をつけた『船頭可愛いや』がレコードになって売り出されるが、全く売れず。裕一は契約解除の危機を迎えてしまう。しかし、音(二階堂ふみ)に頼まれて曲を聴いた環(柴咲コウ)は「素晴らしい曲なので世間の人たちに広く伝えたい」と、自分がこの曲を歌うことを提案する。環の歌唱によるレコード化にコロンブスレコードの廿日市(古田新太)は大賛成だったが、重鎮・小山田(志村けん)は――というストーリーが描かれた。

 >>『エール』、主人公モデルの長男が「目を疑いました」 史実とストーリーの違い説明し話題<<

 今話では、史実の改悪が物議を醸している。
 「本作では、裕一作曲の『船頭可愛いや』を下駄屋の娘・藤丸(井上希美)が歌ったものの、レコードが全く売れないという展開が描かれましたが、実際、モデルとなった古関裕而さんが作曲したこの曲は、古関さんにとって最初のヒット曲に。実際に歌唱した音丸さんも、この曲で広く名前が知られるようになっています。その後、世界的なオペラ歌手で双浦環(柴咲コウ)のモデルとなった三浦環さんがこの曲をカバーしたことは史実通りですが、藤丸バージョンが全く売れなかったという設定にしたことに対し、『モデルに失礼すぎる』『史実に対してリスペクトが全くない』といった苦言が殺到。また、『世界的な歌手が歌って売れたんじゃ裕一に才能がある証明にならない』という指摘も見られました」(ドラマライター)

 さらに、志村けんさんが演じる小山田にも、疑問の声が集まっているという。
 「環が『船頭可愛いや』をカバーしたいと申し出た際、赤レーベル(流行歌)の作曲歌である裕一が書いた曲を、青レーベル(クラシック)から発売することに対し、青レーベルの重鎮である作曲家の小山田が苦言を呈すという展開に。そこで環が直談判に行き、小山田に対し『自身の立場を脅かす新しい才能に敏感です』と指摘。小山田が裕一の才能を恐れ、活躍を妨害しようとしていることが明らかになりました。しかし、実際には古関さんと小山田のモデルとなった山田耕筰は師弟関係を築いており、古関さんにとって山田さんは憧れの存在。山田さんは古関さんが作曲した曲を丁寧に批評していたこともあったことから、小山田が嫉妬にかられ、裕一の邪魔をしようとしたというストーリーに対し、『モデルの恩人を悪役にするのはひどい』『実際の師匠を貶めるのはどうなの?』という疑問も集まってしまいました」(同)

 ドラマとは言え、モデルがいる以上、多くの視聴者が不信感を抱いてしまうのは仕方のないことなのかもしれない。

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