第47話は、木枯(野田洋次郎)が作詞家の高梨一太郎(ノゾエ征爾)を裕一(窪田正孝)に紹介するために連れてくる。高梨は裕一の『福島行進曲』を聴き、自分の詞に曲をつけてほしいと頼みに来て――というストーリーが描かれた。
ツッコミどころの多い展開がたびたび話題となっている本作だが、実は現在、モデルとなった作曲家の古関裕而さんの長男で作家・音楽家の古関正裕さんのブログが、話題になっているという。
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「正裕さんは、ブログを通じて史実とドラマの異なる点などを紹介していましたが、2日に投稿したエントリーの中で、『「エール」についてのブログはクレームではありません』と断言。一部から批判が上がってしまったようで、『皆様の参考のために書いているだけ』と否定していました。しかし、5月12日から投稿されている史実を紹介するブログエントリーは、多くの朝ドラファンからの反響を集めており、特に同14日に投稿された音が裕一が所属するレコード会社に乗り込み、減棒を撤回してもらった場面について、『金子も同じような行動をしています。(略)裕而がクビになりそうになったとき、娘を連れて会社の部長?に会いに行き、談判ではなく陳情?、嘆願?、交渉?、泣き落とし?かどうか分かりませんが、兎に角クビを繋げてもらっています』と史実と同じことがあったという説明には、『まさかのあれが史実…!』『そこフィクションじゃないのすごい』といった声が寄せられていました」(ドラマライター)
とは言え、やはり史実と異なる点も多いようで――。
「5月13日のエントリーでは、『初回の「エール」を見て、僕は目を疑い、耳を疑いました』とつづられており、オリンピック開会式当日に自身作曲の演奏前、裕一が緊張からトイレに籠ってしまうシーンについて、『自分の渾身を込めた自信作の演奏を前に、心地よい緊張感はあるかも知れませんが、不安に怯えるような、苛まれるような心境など有るわけがない(略)招待席で、愛用の8ミリカメラで開会式の様子を撮影するのに夢中でした』と断罪。裕而さんについて、『物おじせず、プレッシャーには強く、とくに一発本番のようなときに一番本領を発揮する、そんなタイプでした』と解説しています。さらに、ドラマ内では簡略化されていた二人の文通についても、同15日のエントリーの中で、『裕而と金子は約4か月間に百数十通の手紙をやり取りしていました』と説明。『手紙はラブレターとなり、そしてどうしても会いたくなった裕而は福島から豊橋まで金子に会いに行き、そしてそのまま福島に連れて帰り、実質的な新婚生活を福島で始めます』と二人の結婚までの経緯について明かしています」(同)
この指摘の数々に視聴者からは、「史実通りの方がロマンチックってどういうこと?」「改変しなくていいところもたくさんあるんだな」という声が。フィクションとは言え、放送と同時に史実も知りたいと考える視聴者は多いようだ。
記事内の引用について
古関正裕さん公式ブログより http://www.usuyukisou.com/kitasan/index.php/blogs/index