番組の中で吉村知事は改めて、「大阪モデル」で提唱している自粛・休業解除の3条件について言及。まず最初の項目として、「陽性率が7%未満」であることが必要と述べた。続いて2項目で、「ICUのベッドがきちんと確保できているのか」ということを取り上げながら、大阪では現在188床あり、そのうち入院患者が61名いると明言した。さらにもう1つの解除条件として、「感染源不明の方が10人以内に収められていること」も主張。
同知事はその上で、「この3つの指標が認められれば徐々にだが、(コロナに)おびえながらも、感染症対策を取りながら社会経済を戻しましょう」と提唱した。
また現在、国や東京都などが休業要請の解除などに向けた、いわゆる「出口戦略」を議論している中、吉村知事は「出口の部分ばかり報道されてますけど、大事なのは再入口をどう探るかなんです。コロナと付き合っていくためには」と説明。
新規感染者数の推移を示したグラフを出しながら、「いつ第2、第3の波が来るか分かりません。その時に、(新規感染者数が)上がってくる数字をきちんとキャッチしなければいけません。出口と入口はある意味セットです」と解説。
そして、「再度、みなさんに申し訳ないけども、感染が増えてきたから自粛をお願いしますという時の基準を作る。これも見える化が必要です」と話していた。
SNS上では「やっぱり大阪府知事吉村さんは飛び抜けてる。具体的でとても分かりやすい。信頼出来る」「吉村知事のわかりやすくて歯切れの良い言葉と指針に共感しました!」と称賛の声が集まっている。
最後、司会の坂上忍が、お疲れ気味の吉村知事に「吉村さん…寝て!」とお願いしていたが、地方から国を変えるロールモデルになっていってほしいものだ。