『コロナウィルスに感染しました』というタイトルの本動画で、片岡氏は鼻に酸素供給用のチューブを着け病床に横たわった状態で、「コロナウイルスに感染してしまい、4月8日から入院しています」と報告。表情に力はなく、かなり息苦しそうな様子で、声もかすれて途切れ途切れだった。
片岡氏は直近では、12日まで自身のユーチューブチャンネルに動画をアップしていたが、これらは事前にストックしていたものといい、「動画が更新されなくなったら、ストックしている動画が無くなったと思ってください」とファンに説明。また、「今、コロナで世の中大変なことになっていますので、皆様も今まで以上に十分予防していただいて、感染されないようにしてください」とも呼び掛けていた。
今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「日々動画を楽しんでただけに今の姿はショックです、元気に戻ってくるのを待ってます」、「息も絶え絶えですごく苦しそう…コロナにかかったらこんな状態になるのか」、「ウィルスは怖いということを再認識させられました。苦しい中のメッセージありがとうございます」といった反応が多数寄せられている。
片岡氏のコロナ感染を受けて、複数の球界OBもコメントを寄せている。今年の1月20日に白血病を公表し、現在も闘病中の元広島・北別府学氏は、14日に自身のブログで「重たい病気を乗り越える事ができたら 共に世の中が、少しでも明るくなれるように発信していこう!」と激励。
片岡氏が今月5日から11日にかけて自身のユーチューブチャンネルにアップした4本の動画に出演した、元チームメイトの下柳剛氏は、14日に自身のインスタグラムに「皆さんも片岡篤史のために祈って下さい!篤っちゃんは直ぐに治すと言ってました!」と投稿。同時に、「収録は3月9日で下柳は大丈夫です!!濃厚接触者にはなってません!!」と報告した。
日本ハム時代の片岡氏とプレー経験のある元日本ハムの森本稀哲氏は、15日に自身のツイッターに投稿。二軍の練習で片岡氏とキャッチボールを行った際、送球を片岡氏の膝にぶつけてしまったというエピソードを交え、「片岡さん!なんて笑い話を必ずまたしましょう!」と回復を願った。
今回の動画内で、片岡氏は感染経路については言及しておらず、各メディアの報道でも、現在(15日正午現在)までに詳細は明らかになっていない。現在は関西を拠点に野球解説者として活躍、とメディアで伝えられており、居住地、病院は共に関西圏だと思われる。
今月1日に感染が判明し現在も集中治療室での治療が続いている、近鉄などで監督を務めた梨田昌孝氏に次ぎ、球界OBでは2人目の感染者となってしまった50歳の片岡氏。多くのファンや球界OBが早期の回復を祈っている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
北別府学氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/
下柳剛氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/shimoyanagi_tsuyoshi/
森本稀哲氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/onifukkusencho